丹後へ! 富士五湖と野辺山で100kmレースを連敗後、 おんたけで100kmのトレイルを完走した。 しかし、あれは制限時間のゆるいトレイルレース。 ロードの100kmレースはまだ完走していない。 やはりロードで作った汚名は、ロードで返上したい。 返上したい!!! 断固たる決意で丹後に行ったところ、 灼熱のレースが待ち構えていました。 さて、3度目の正直となったのか、 それとも2度あることは3度あるのか… _ _ _ 金曜の仕事後、深夜バスで都内から京都へ。 6時過ぎに京都に到着し、 6:38発の山陰本線で福知山へ。 園部までは空いてたが、 そこから前寄り2両だけになり、大混雑。 こんなに混むなら増発すればいいのに… コスト削減したいのだろうか。 福知山で北近畿タンゴ鉄道に乗り換える。 JRの精算ができないので、JRの窓口に逆戻りした。 で、精算はSuica使えない。不便! 網野まで1240円だが、1日フリーパスが1200円だった。 車内はそれほど混んでなくて快適。 宮津から眺めのいい景色になり、 「乗り鉄」っぽい女子達が写真撮りまくってた。 網野駅に10:47に到着。 まだ送迎バスが動いてないので、会場まで2km歩く。 いい天気! というか、暑すぎじゃね? こりゃ、明日が思いやられるな… 会場に到着。この時間なので受付はガラガラ。 紫色の参加賞Tシャツをもらう。 その後、北近畿タンゴ鉄道のチケットを渡し、 温泉チケットを2枚もらう。 外は暑いので、アミティ丹後のソファでくつろぐ。 自販機で買ったアイスがうまい! 腹が減ったので、受付でもらった食券を使い、 釜揚げうどんを食べる。 お昼過ぎにファイテンの酸素カプセルを利用。 40分で1000円。安い! カプセル内は小型ファンが2個あったが、やはり暑い。 しかし酸素のおかげか、気づくと寝ていた。 内部の酸素は、目の細い毛細血管でも取り込めるので 目がすっきりする人が多いそう。そうなのかー。 アミティ丹後のソファで15時まで過ごして、 大会バスで網野駅に戻る。 15:36発の電車で、隣の木津温泉駅へ。 温泉チケットをもらうときにフリーパスを渡してしまい 切符200円を支払うことに。失敗した… 駅から温泉まで2kmくらい歩く。相変わらず暑い。 途中、ローソンでクーリッシュを購入。 温泉は露天やジェットバスもあり、くつろげた。 土曜なのでかなり賑わってた。 帰り道ではローソンでビールを買って、飲み歩き。 駅のホームにある足湯も天然温泉をひいてるようだ。 贅沢だなー。3人組の女性陣が浸かってた。 18時発で網野駅に戻り、大会バスで再び会場へ。 会場で峰山方面の宿行きのバスに乗り換える。 車中で急に雨が降ってきて、宿に着いても降ってた。 明朝にスタート地点に行く足がないので、宿の人に相談したら、近くで夕食食べてる人が「送るよ~」と申し出てくれた。 ありがたい! 明日の朝食用の大きなおにぎりをもらって、部屋へ。 荷物を整理して、21時過ぎに寝る。 レース当日は2時起き。 WEBでラジオの周波数を調べると、 つながりそうなFMは2つだけだった。 昨日もらっておいたおにぎりを食べ、着替える。 3時頃に車に乗せてもらい、スタート地点へ移動。 運転手はしまなみマラソンを16時間弱で完走していて 今回は制限時間14時間なので不安そうにしていた。 もう一人の同乗者は、ウルトラ自体が初。 東京から来ていて、深夜に宿に着いたばかり。 運転手にお礼を伝え、会場で車を降りる。 ドロップバッグ2袋を預け、 体育館で着替え、ここに置いていく荷物も預ける。 カロリーメイト半分と、アミノバイタルプロと、VAAMを食べて、準備運動してから、体育館を出る。 ファイテンブースでテーピングしてもらい、 クリームで揉んでもらう。 準備万端。体調もいいし、あとは走るだけだ! スタート地点はものすごい行列! 2000人以上いるからな… ほぼ最後尾のほうに並び、 4:30にレーススタート。 ゲストは猫ひろしで、ゲートで「にゃ~」してた。 最後尾から20kmくらい走るようだ。 今回の計画は、前半は七竜峠以外のフラット部分をキロ6分ペースで走り、後半の碇高原は上りは全部歩き、代わりに下りは頑張って走り、そこから先は気合でどうにかする、というもの。 スタート時の気温は25度。蒸し暑い。 最初は海岸沿いを進む。 徐々に夜が明けていく。 それにしても体が軽い。 「飛ばしすぎるな!」と言い聞かせながら走る。 3.4km地点の最初のエイドは、 スポドリを飲んですぐ出発。 5km過ぎから七竜峠の上りが始まる。 足が元気なので、歩かずに走り通す。 7.0km地点の七竜峠展望台エイドを過ぎ、 下っていく。 下りきると、年配の方達が家の前で応援していた。 ありがたいね! 11.2km地点の浜詰駐車場エイドでは バナナを食べる。 すっかり朝の空に。 ラジオを聞きながら、淡々と走っていく。 16kmのくみはまSANKAIKANには梨があった。 水気のあるフルーツはうれしい! 久美浜湾沿いを走っていると、 うしろから猛スピードで誰かに抜かれる。 猫ひろしだった。さすがのスピード! 21kmのエイドには、あんぱんとクリームパン! ここは女子高生がお手伝い♪ そして、25kmの河内公民館エイドは 男子高生がお手伝い。男臭い応援が! 30km地点の久美浜臨海学校跡地エイドは パンとバナナと甘納豆があった。全部食べる。 私設エイド で梨をいただいたりしつつ、 35km地点の浜詰駐車場エイドに到着。 久美浜湾を1周して戻ってきた。 ここから再び七竜峠を上っていく。 さすがにここは、歩きも織り交ぜていく。 39km地点の七竜峠展望台エイドに到着。2回目。 暑いので水をかぶる。 下って、ジオパークの眺めのいい海岸線を走る。 45kmの浅茂川漁港では中学生にマッサージしてもらう。 先生が学生にうまく指示を出していた。 学生 「どちらから来られたんですか?」 私 「千葉だよ。丹後がこんな暑いとは思わなかった」 みたいな会話をしていると、 別の学生がうどんを持ってきてくれる。 ありがとう! マッサージで元気を取り戻し、エイドを出発。 48.7kmの旧JA京都島津エイドを過ぎ、 50km地点を通過。半分終わった! 51kmの丹後あじわいの郷エイドの近くは ランナー同士がすれ違う折り返しになっていた。 小高い丘の上の公園まで上っていき、 ぐるっと1周してまた下りてくる。 ランナー名簿を見ながら、 名前を呼んで応援してくれてる学生がいた。 こういうの、うれしいね! エイドには特製パンが置いてあった。 2切れ食べる。 暑さで体力を削られながら走っていくと、 56kmの弥栄庁舎に到着。 氷でキンキンに冷えた、なし・ぶどうがある! ばら寿司や手製のおにぎりも。美味しかった~ ここで1回目の荷物引き取り。 体育館でTシャツを着替える。 クーラーが効いてて涼しい。ずっとここにいたい… エイドを出て少し進むと、 このレース名物「碇高原」の上りが始まる。 計画通り、走らずに歩く。 というか、こんな上り、走れない。 周りと比べて、上りの歩く速度が遅い。 歩き方が悪いんだろうなー。 60.3kmの交通規制ゲート前エイドを通過。 全体的には上り基調だけど、 短い下りがたまにあるので、そこは走っておく。 上りで抜かれても下りで追いつくので トータルでは周囲のランナーと同じペース。 64kmの新中津橋手前エイドに到着。 氷をもらって帽子の中に入れてかぶる。 暑い時間帯だけど、日陰が多いのは助かる。 日陰がなかったら、即死亡だわ… 66.4kmの吉野エイドを通過。 まだまだ上りは続く。 水をかぶって気合を入れ、先を急ぐ。 69.6kmのタキワキ橋先エイドに到着。 水をかぶっても、かぶっても、 かぶり足りない気がする。 いったい今、何度なんだ… そしてついに73kmの碇高原エイドに到着。 上りが終わったーーー!!! ここで2回目の荷物引き取り。 ショッツとアミノバイタルプロをポケットに。 ここでもマッサージを受ける。 施術者はほとんど中学生だけど、 運良くファイテンの人が担当になった。 このとき、かなり脚に疲れを感じていたので、 私 「足、すごく張ってますよね?」 スタッフ 「いや、まだ柔らかいよ。これなら走れる!」 あれ…? まだまだ頑張れるってことか…? 「そろそろヤバイ」と自分で勝手に思ってたけど、 まだもっと追い込めるのかもしれない。 そこからは約7kmの長い下りに。 日陰も多くて走りやすい区間。 走っていると、遠くに日本海が見えてくる。 78.3kmの待機所エイドを通過。 マッサージで脚が軽くなっていたので、 快調に下っていると、突然、 「プシュ~~~」 と足元から音が聞こえてくる。 下を見ると、NIKEのエアが壊れて漏れてる!! そこからは、着地の度に 「プシュー」と音が出ることに。 うるさい。 なんか… イライラする! 5月に買ったばかりなのに。 壊れるの早すぎじゃない? NIKEのシューズは、もう買うのやめよう… 長い下りが終わると、日当たりの良い海岸線に出る。 あちぃ。。 81.7kmの旧道入口エイドに到着。 水をかぶって、すぐ出発。 なんか手の甲が焼ける感覚があると思ったら、 ここ、日焼け止めを塗り忘れてた… 85kmの筆石バス停エイドに到着。 ここからは2km間隔でエイドがある。 終盤なので、エイドが多いのは助かる! 87kmの丹後庁舎エイドに到着。 この手前から60kmのランナーと合流したこともあり テントがすごく混雑してる。 つみれ汁を飲む。なんか普通…? 「残り13kmだ。なんとかゴールできそうだな!」 という声が周囲から聞こえてくる。 ファイテンのブースがあったけど、 立ち寄らずに走り出す。 89.7kmの除雪車庫エイドで、 ふと氷を直接、足につけて冷やすことを思いつく。 やってみると、なんかすごい効いてる気が! やっぱり体の外側から熱を取ることも大事だ。 水を飲むだけじゃダメ。 92.8kmの旅館海遊エイド手前から、長い上りに。 周囲のランナーはみんな歩いてる中、 ひとりだけ走り続ける。氷のおかげ! 夫婦らしき男女を上りで追い抜くときに、 「この人、走ってる! マジかよ・・」 って言ってた。 94kmの旧三津小学校エイドで、 おじさん 「足がもう言うこと聞かん・・」 私 「氷で冷やすといいですよ!」 という会話を近くのランナーとした。 あの人、完走できたかな… 95.7kmの琴引浜鳴き砂文化館エイドを通過。 残り5km切った! ここから最後のエイドまでが3kmあり、 これまで2km間隔だったので、遠く感じた。 たった1kmでも、疲れた体だとすぐわかる。 最後の網野小学校前エイドに到着。 空腹感を感じていたが、ゴールまであと1.2kmなので VAAMウォーターだけ飲んで、すぐ出発。 残り1kmを通過。 すると、道路脇に地元の応援者がたくさん現れる。 次々にハイタッチ! 太鼓叩いてる子供もいた。 ゴール手前で、「13時間切れるよ!」と教えてもらい 最後はペースを上げる。 そして、ついに、ついに、、、ゴール! やっと100kmロードレースを完走できたーー!! 結局、最後の10kmは 上りも含めて、一度も歩かずに走り通せた。 これは自分を褒めてやりたい。よくやった! いやー、心地いい達成感だ! ゴールと同時に完走メダルをかけてもらい、 レースチップを回収ボックスに入れて、体育館へ。 体育館で荷物を引き取り、着替える。 疲れすぎてて、何をするのも億劫… 靴を脱ぐと、足の爪が死んでた。ひぃ! 着替えたあと、ファイテンブースでマッサージ。 その後、受付時にもらった食券でソーセージを食べ 焼きそば1個・焼きうどん2個を実費で食べる。 1つ200円は安くていいね! 発泡酒も400円で良心的な価格だった。 18:45頃に峰山行きの送迎バスが来て、 ホテルまで送ってもらう。 バスを降りる時、運転手に 「完走おめでとう~」と言われ、すごい嬉しかった。 よろよろと歩いて、フロントでチェックイン。 1Fに大浴場があったので、 温冷交代浴を5回くらいして、足をいたわる。 そうこうしてると、ホテルに戻ってきたランナー達で 大浴場が混雑してきたので、退散。 しかし、頭にリンスをつけたまま脱衣場に来てしまい、 また戻る羽目に。 疲れてて、脳が回ってない… 風呂上がって、自販機でビールを買い、 部屋で飲んで、爆睡。 翌日は、前から行きたかった城崎温泉に寄って、 足休めしてから、東京に戻った。 このレース、完走率46.8%で過去最低だった。 まあ、暑すぎたよね… 完走者としては、厳しいレースを走りきれて 喜びもひとしお。 砂漠レースが控えているから、 いい暑熱順化にもなったし! これで晴れて、ウルトラランナーになったぞー! |
by おすもーさん
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11月 2017
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