パンフレットより。こんな景色が見たかった… (キナバル編を最初から読む方はこちら) 下り始める。 ロープの張ってある危険な岩肌を過ぎたあとは、階段を淡々と下っていく。ここまでひたすら上ってきたので、下りの足は残っている。 (よくこんな所を上ってきたな…) と思いながら下っていると、まだ登ってくるランナーと数人すれ違った。 背後からランナーの気配を感じたので道をあける。 東選手だった。雑誌で見たことある! 後続選手にピタリと張り付かれている。 すごいプレッシャーだな… 私「がんばってください!」 東選手「は~い!」 早いスピードで下ってるのに余裕ある。さすが! ジャングルっぽい雰囲気の道を進む。 いかにも東南アジアの森って感じ。 男女ペアがうしろから来たので道を譲る。 私「Go ! Go !」 男「Join ?」 私「Imppossible !」 抜かれた後、女性が勢い良く転倒してたんだけど、何事もなかったかのように起き上がり、すぐに走り出した。 す、すげぇ… WS通過 下り基調は終わり、上ったり下ったりを繰り返す。 今、何km地点にいるのか、さっぱりわからない。 道端のスタッフがスプレーを持っていて、虫除けなのかコールドスプレーなのかわからないけど、とりあえずかけてもらう。 スーッとしたけど、どっちだったんだろ… 手作り感あふれる橋を渡る ミニ滝 花の写真を撮る余裕が出てきた WS通過。腹減ったのでショッツを飲む 12時頃。WS到着。 ここでトレイルは終わり。あとはロード9kmだそう。 それなら、13時過ぎにはゴールできそうだ。 階段をおりて・・ ロードにでる 応援の方が「15位くらいよー」と。そんな早いの…? いい眺め! 晴れてくる。山でこの天気だったらな~ 最後のWSを通過。 一気に暑くなってきたので帽子とサングラスをつけて、地元のランナーと拙い英語で会話しながら走る。 大会の看板だ! ゴールが見えてくる。 車がたくさん往来しているので、警官が誘導していた。 山頂に行ってないので、ゴールゲートをくぐっていいものかどうかわからない。ゲート手前にいたスタッフに聞いてみるとOKっぽいので、そのままゲートへ。 ゴール! ゴール後、完走メダルをかけられそうになったので、 「山頂まで行ってないから」 と断ったら、ボスっぽいおじさんに 「It's OK !」 と言われ、メダルをもらう。 山頂まで行かなくてもメダルはもらえるようだ。 メディカルテントでコールドスプレーをかけてもらったあと、スタート地点で預けた荷物袋を引き取り、食事。 そのあとスーツケースを引き取りに、宿に戻る。 ざっくりとした案内図を持ってたものの、道がよくわからず、道行く人に聞きながら行ったけど、散々迷って、かなり遠回りをすることに…。 宿のフロントでDさんに会う。 山頂まであと150mの所で10時になったそう。惜しい! 帰りはゴール地点から市街行きの送迎バスが出る。 15時発の予定。 あまり時間がないので、急いでゴール会場に戻る。 道路がでこぼこなので、スーツケース押すのが大変… ちょうど15時に会場に戻れたが、バスは16時発だそう。 いつの間に予定が変わったんだ…? 時間ができたので、ゆっくり荷物整理と着替えを。 途中、スコールが降ってくる。 外にいた人達が一斉にテントに集まってきたんだけど、タバコ吸う人が多くて困る… バスは予定からさらに遅れて、16:40に来た。 車内はガラガラで、席を倒して爆睡。 2時間後の18:40にキナバル市街に到着。 Dさんとはここでお別れし、ホテルへ。 浴槽がないのは残念だけど、部屋は広くて快適。 昨夜と違ってシャワーの水量が強い。文明万歳! WEBで今日のレースを確認したら、山頂に行けた完走者は15人だった(男12人、女3人)。厳しいレースだな… 疲れたので、すぐ寝る。 翌日(日曜)は、のんびり起きて、 9時半頃にチェックアウト。 最寄りのバス停まで歩く。暑い! バス停 バスは10分で空港に到着。5RM。 行きと違って、道路は空いてた。 午後便でキナバルを発つ。 レユニオンに向けて大移動! <レースのまとめ>
■エントリー方法 大会事務局にメールを送って、エントリーページにログインするための「key-code」をもらう必要があります。 参加資格要件は2つ。 ・Completed in any of the past Climbathon ・Completed in their countries official mountain race 私は、富士登山競走とUTMFの完走実績で、キーコードをもらいました。 ■スケジュール 木曜 名古屋→香港 金曜 香港→キナバル、バスで会場へ移動&受付 土曜 7時Start ゴール後、バスでキナバル市街へ 日曜 キナバルを発つ 土曜夜発の便があれば、日曜中に帰国できるかと。 ■宿泊先 ・レース地点「Pine Resort」 ゴール会場から歩いていける距離にあるので レース中にスーツケースを置いておけます。 部屋はそれなりだけど、 あのエリアではマシなほうじゃないかな… Agodaで予約できます。 ・キナバル市街「Ming Garden Hotel & Residences」 コスパ良い。booking.comで予約できます。 ■費用 ・参加費 : 約5000円(150MYR) ・航空券(名古屋→香港): 1万円(香港Express) (香港→キナバル): 1.4万円(エアアジア) ・バス :空港⇔キナバル市街 :10MYR(330円) ・宿泊(2泊) : 1.3万円(6000円+7000円) ※キナバル市街⇔大会会場の送迎バスは無料 帰国便が往路と同額だと仮定すると、合計約6.6万円。 今回はレユニオンに行くのでスーツケースだったけど、このレースだけなら機内荷物だけでよさそう。 LCCの場合は預け荷物が別料金なので、 機内持込荷物だけにして節約したいところ。 ■交通 1.飛行機 わかりやすい行き方は、エアアジアのクアラルンプール経由。今回は名古屋発の制約があったので香港経由にしました。 エアアジアのBIG SALEのときに予約すれば、 かなり安く予約できます。 2.バス 空港→市街は空港でチケット購入、 市街→空港は乗車時に運転手払い(お釣りもらえます) 参考にした情報はこちら ■レースについて ・富士登山競走とは比べ物にならないほどエグい。 ・感覚的には、富士登山競走サブ4の人でも山頂の関門に間に合わない。普段からしっかり走り込んでるシリアスランナー向けの大会。 ・エイドは水だけなので、食べ物の携行必須。 ・森の中は虫が飛んでるので肌は露出しないほうがいい。 ・山頂の関門に間に合わなくても、ゴールゲートをくぐれて、メダルと完走証はもらえる ・今回は曇りのち霧雨の天気だったので暑くなかった。晴れたら酷暑だと思われる。 ・コースはわかりやすいので迷うことはない。 こんな感じですかね。 酔った勢いでエントリーした結果、見事に返り討ちに遭ってしまいましたが、トップ選手の全力の下りを間近で見れたのが、とても良かったです。 上から飛んでくる感じが凄かった! 折り返しコースのロードレースだとトップ選手の走りを見ることはあるんですけど、トレランだとないので新鮮でした。 このレースは、”脚力ありすぎて、どんなレースも完走はできちゃう”というランナーにエントリーしてほしい大会です。 果てしない上りを思う存分、味わえますよ! ※レユニオン編へ続きます < 戻る |
by おすもーさん
<海外レース>
Madeira(マデイラ) 4K Endurance Trail(逆トルデジアン) Andorra(アンドラ) HK168(香港) Spartathlon(スパルタスロン) UTMB 2015 Trans Gran Canaria Grand Raid Reunion Mt. Kinabalu Climbathon UTMB 2014 The Sahara Race(4deserts) <国内トレイル・Long> 上州武尊山スカイビュー 信越五岳 Ultra Trail Mt.FUJI(UTMF) OSJおんたけウルトラ <国内トレイル・Short> 立山登山マラニック 富士登山競走(山頂)2017 房総丘陵・養老渓谷 2017 鋸山ラウンド 八重山トレイル OSJ奥久慈トレイル 富士登山競走(山頂)2015 TJARトレーニングキャンプ 富士登山競走(山頂)2014 NASUロング スパトレイル 外秩父トレイル 神流マウンテンラン 美ヶ原 2013 富士登山競走(5合目) 伊豆トレイルジャーニー 鋸山 2012 玉川トレイル in しずおか 武尊山スカイビュー50k 美ヶ原 2012 RUN & BIKE in NOZAWA TOKYO成木の森 青梅高水山 スノーシューレース in 水上 房総丘陵トレイル スノーシューレース in 妙高 おんじゅくトレイルラン 高尾山天狗トレイル 長瀞アルプス <国内ロード・Long> 萩往還マラニック(250km) さくら道国際ネイチャー クレージーラン(沖縄一周) 萩往還マラニック(140km) T.O.F.R.(沖縄一周) <国内ロード・Middle> いわて銀河ウルトラ 奥熊野いだ天ウルトラ NAGOURAマラソン 隠岐の島ウルトラ くびき野ウルトラ 飛騨高山ウルトラ 能登半島すずウルトラ 秩父札所めぐりウルトラ 野辺山ウルトラ 2013 富士五湖(112km) 2013 伊豆大島ウルトラ 丹後ウルトラ 野辺山ウルトラ 2012 富士五湖(112km) 2012 <国内ロード・Short> 館山若潮マラソン 2017 佐倉朝日健康マラソン 伊豆大島一周マラソン 2015 伊豆大島一周マラソン 2014 谷川真理ハーフ 2014 谷川真理ハーフ 2013 富士山マラソン 谷川真理ハーフ 2012 多摩川チャレンジ <トライアスロン> バラモンキング(Long) 館山わかしお(Short) 横浜シーサイド(Sprint) Archives
11月 2017
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