エジプトへ! 1年前。 Youtubeで南極マラソンの存在を知り、 (いつか走りたい!) と思ったのがきっかけだった。 南極マラソンにはいくつかあり、 4Deserts主催の大会の場合は参加資格がある。 サハラ・ゴビ・アタカマの3つの砂漠レースのうち 2レースの完走実績が必要なのだ。 この中なら、まずは知名度のあるサハラに行きたい。 しかし砂漠レースは1週間のステージレースで、 前後の移動を含めると2週間の休みは最低でも必要。 2週間の休暇を確保するのはフリーランスと言えども難しく、行きたいと思いつつもエントリーできずにいた。 そして9月に入り、抱えていた仕事が一段落して 休暇を確保できそうな状況になる。 レースまでもう2ヶ月を切っていたが (今しかない!)と思ってエントリー。 そこから過去の参加者のブログを読んで レースのことを調べ、必要な荷物を揃えていった。 レースにかかった費用を簡単に書いておくと、 ・参加費:26.3万円 ・航空券(東京⇔カイロ):12.6万円 ・モノ(ウェア・バッグ・靴・道具):13万円 ・レース中の食料 :2万円 合計で約54万円。 普段のトレランレースで使わない必携装備が多いので出費がかさんだ。 その他にレース前の宿泊3泊、お土産や細々とした交通費なども含めると、トータルで60万円。 60万円!!!(白目) 来年は生活費を抑えなきゃ… 食費も削減して… 草でも食べるか… サハラに行くとは思っていなかったので 秋にレースをポンポン入れていた。 9月中旬に丹後100km、下旬に武尊山50km、 10月中旬に玉川36kmと、1ヶ月でレース3つ。 脚力のトレーニング的にはこれで十分だと思い、 それ以外の練習は特にやらなかった。 レース中は10kg以上の荷物を背負う。 本当は荷物を背負って走る練習をしたほうがいいんだろうけど、これもしなかった。 慣れないことをして、どこか痛めては元も子もない。 お台場で砂地を歩く練習をしようかとも考えたけど、 レース中に慣れればいいやと割り切り、これもやらず。 とにかく、ケガも疲れもないフレッシュな状態で スタートを迎えることだけに専念した。 そうしてレース1週間前になり、 日本を出発する日を迎えた。 さて、初めての砂漠レースを完走することはできたのでしょうか。 _ _ _ ■ レース6日前 0時頃の深夜便で羽田を発ち、 6時前にクアラルンプールに到着。 7:40発の便に乗り換え、シンガポールに8:40到着。 この日はシンガポールのホテルに泊まった。 とりあえずマーライオンを見ておく マリーナベイサンズに泊まりたいだけの人生だった… ■レース5日前 午前中はホテルでごろごろ。 15時発の便に乗り、コロンボに17時半頃に到着。 18:30発の便に乗り換え、ドバイに21:30到着。 この日はドバイのホテルに泊まった。 ■レース4日前 1日中、ドバイ観光。 ディエラモールのカルフールで食料を調達。 輸入品を除けばかなり物価安い。水が激安。 それにしても暑い! 尋常じゃないぞ。さすが中東… ブルジュ・ハリファ。でけぇな… ドバイ・モールの巨大水槽を遠巻きから眺める ■レース3日前 午前中はホテルでごろごろ。 暑すぎて外出する気がおきない。 15:15発の便に乗り、カイロに17時過ぎに到着。 エジプトに着いた! 今夜泊まるMariottのスタッフが待っていて、 15ドル渡してビザを買ってきてもらう。便利! 入国審査でも、スタッフにパスポートを渡すと 窓口に横入りして手続きを済ませてきてくれた。 現地の関係者(?)の横入りが横行していて、 もし自力で並んだ場合は、かなり時間がかかるっぽい。 無事にスーツケースを回収し、ホテルの送迎車に乗る。 20分くらいでマリオットホテルに到着。 チェックインして、部屋へ。 マリオットなので部屋は広くて清潔感ある。 冷房効きすぎで15度くらいになっていた。寒い! 高級ホテルの証ってことなのはわかるけど、やりすぎ… 運動しようと思い、ホテル内のジムに行く。 ホテルの1FにATMがあるので キャッシングはいつでもできる。安心。 マシントレで軽く筋肉に刺激を入れておく。 ジムの奥にプールがあったけど、 水着を持ってきてなかったので断念。 夕食は持ってきた食料を食べ、 ルームサービスでビールを2本注文。 サッカランビールとステラビール。 味は軽めでちょっと癖がある。 部屋のテレビは、NHKワールドが映った。 ■レース2日前 ホテルの朝食を食べ、 午前中はホテルの敷地内を散歩。 12時に一旦チェックアウトして、 別の部屋でチェックイン。 昨夜はシングル利用で、今夜はツイン利用。 レース参加者と同じ部屋に泊まる。 同部屋の方はすでにチェックインしていた。 レースの荷物準備をしつつ、いろいろおしゃべり。 コムラッズやボルドーマラソンを走ったそう。 やっぱり砂漠に来るような方は海外レース経験が豊富。 夕食は砂漠日本メンバーでステーキ屋で食べる。 値段が高め。お肉はイマイチだった。 部屋から朝日を拝む ■レース前日 6時30分に起きて、朝食を食べる。 8時から大会のブリーフィングが始まる。 だだっ広い大広間の床に座って聞く。 ゆっくり話してくれたので内容は理解しやすかった。 9:15にブリーフィングは終わり、一旦部屋に戻る。 10時から再び大広間へ行き、荷物チェックを。 大会のパスポートやウォーターカードをもらい、 書類にサインをして、荷物重量を計測。9kgだった。 水なしで9kgというのは比較的軽い部類。 普通は10kg超える。 荷物はあれこれ工夫して、軽めにした。 食料は必要カロリーギリギリではないが、少なめ。 これで足りるのかどうか、ちょっと不安ではある。 荷物のチェックは、 食料チェックと装備チェックで担当者が別れていた。 特に問題なく、チェックは終了。 デポジット20ドルを渡してタイムカードをもらい、 今夜の水(ペットボトル)をもらって手続きは完了。 部屋に戻って荷物まとめて、12時にチェックアウト。 13:30にホテル前から砂漠に向けてバスが出発。 バスに乗る前にベジサンドを渡されたけど、 バス内で気持ち悪くなると困るので車内では食べず。 隣に座ってたのが台湾の方で、日本語を話せたので いろいろおしゃべりする。 17時過ぎにレースのスタート地点に到着。 砂漠だーーー!!! 到着してテントに向かう。楽器演奏があった テントは日本人3名、オーストラリア人4名。 テントに7人入るとギリギリ。 先着順で各自寝る場所を確保していくので、 早くテントに着くと、いい場所を確保できる。 寝る準備をしてから、外でご飯を食べる。 走る時の荷物は軽くしたいので、レース中の食料は軽量のものばかりだけど、今日はレース前なので関係ない。 重たい缶詰など美味しい食事を堪能する。 最後の晩餐! 18時には日没。早い。 19:30頃まで食事してから、テントに戻る。
テントメイトがすぐ寝始めたので、自分も寝る。 が、眠れない。 眠れる気配がしないので、ipodで音楽を聞く。 外は風が強く、テント内に砂が入ってくる。 砂が顔にかかるので、アイマスクは必須だ。 結局、眠れたのは23時過ぎだった。 明日からレースが始まる。 次へ > |
by おすもーさん
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