海沿いをひたすら北上してゴールへ 横を通る車から、ちょくちょく応援もらう! ほんの数分だけ、太陽が顔を出してくれた。キレイ~ 96kmの最後のエイド「数久田バス停」は、 元気なメンズが勢揃いしていた。 飲み物だけもらって、すぐ出発。 国道を左折して海岸線の脇道へ。ゴールまであと少し! ちっちゃな女の子が応援。可愛い! 暗くなってきた。応援の方とハイタッチ! ここがゴールかと思ったら、奥の石門くぐった先だった ゴール! 「どすこい!お相撲さんが100km完走しました!」 とMCの方が紹介してくれた。 パンフレットに「日の入り時刻 18:37」と載っていて それまでにはゴールしたいと思っていた。 間に合ってよかった! あとで、制限時間(19:30)ギリギリにゴールしたランナーと会ったけど、子鹿のように震えていた... ゴールシーン 完走メダルと、 完走証をもらう 前日の受付でもらった「地産地消チケット」を持っていれば使えたんだけど、車に置いてきてしまった。
トランジションバッグに入れておけばよかった。 痛恨のミス! 着替えを持ってないので、 力士のまま、歩道をよろよろと歩いて駐車場に戻る。 すれ違った通行者に二度見された。 変質者と思われたよね。間違いなく。 車に戻り、力士からノーマルな姿に着替えて、 ホテルのお風呂に直行。 足裏を見てみると、完全にふやけていたが 剥けたところはなかった。良かった! のぼせる手前まで風呂に浸かり続けて、体を温める。 それが良かったのか、間違いなく風邪ひくだろうと思っていたけど、体調崩さずに済んだ。 月曜の便で東京に戻って、沖縄の旅は終わった。 さて。 最後に、なごうらマラソンを今後走るランナーに向けて、偉そうにアドバイスしておこうと思う。 このレースは、特産品給食を巡る争いだ。 限られた特産品をどれだけゲットできるか。 それがレースの満足度を左右する。 「初めてウルトラマラソン走るから、 15時間で完走できればいいです~」 なんて、ぬるいことを言ってるランナーは、水と塩だけを舐め続ける100kmが待っている(かもしれない)。 そんなのは嫌だ!という人はぜひ練習に励んで欲しい。 「遅い選手のために特産品の量を多くしてほしい!」 なんてことを期待してはいけない。 そんなことをしたら、スタッフの事前準備が大変になってしまうし、参加費も高くなる。 限られているものを手にできるから、価値があるのだ。 誰でも手に入れられるものになど価値はない。 所詮、世の中、弱肉強食だ。 速き者は食い、遅き者は飢えるのだ。 食えたか否か、それが全てだ。 「食う」ために レースに向けてどこまでも鍛錬を積んで欲しい。 家から駅まではバスを使わずに通勤ラン。 駅に着いたら、エスカレーターを使わず、 階段を1段飛ばしで駆け上る。 電車内では、つま先立ち。 運よく席が空いても、座るなら空気椅子。 駅のトイレで洋式と和式があったら、 迷わず和式へ入って踏ん張ってほしい。 練習をサボって、楽をしたくなる時もあるだろう。 そういうときは想像してほしい。 エイドで残り1つの特産品を、 目の前で他のランナーに取られた時の絶望感を。 その場でガクッと跪き、泣き崩れることだろう。 ふと見上げると、美味しそうに、ほおばるランナー。 それを呆然と見上げる自分。 それはまるで、プロ野球で優勝チームの胴上げを 目の前で見せつけられる敗戦チームのようだ。 食えるランナー。食えぬランナー。 そう、こんなところにも 格差社会が厳然として存在する。 レース当日は、スタートの号砲とともに、 後先考えず、かっ飛ばしてほしい。 リードを外したワンコのように走りだすのだ。 「前半から飛ばすと、あとで失速する」 なんていう常識は頭から放り投げておいてほしい。 「飛ばし過ぎ」という文字はない、あなたの辞書には。 平坦な道はかっ飛ばし、 上りでもすっ飛ばし、 下りならぶっ飛ばすのだ! 名護で鬼の走りを見せてほしい。 そうして手にした給食は、「特産品」という概念を 遥かに凌駕する特別感で輝いて見えることだろう。 そしてきっと、それまでの鍛錬の日々が 走馬灯のように蘇るに違いない。 電車内で空気椅子をしているときの 周りからの冷たい視線。 洋式トイレが空いてるのに 和式トイレに迷わず入っていくときの切なさ。 踏ん張り続けた日々。 すべてが報われる瞬間だ。 もはや涙なくしては食べられない。 そして、食べられた暁には、 「えっ、食べてないの? 美味しかったよー!」 と、食えぬランナーに向けて、 優越感を前面に押し出して自慢してほしい。 即座に「嫌なヤツ」という烙印を押されるだろうが そんなことはどうでもいいのだ。 大事なことは、”特産品を食べた”という現実だ。 あっ、そうそう。 「アグー豚のしゃぶしゃぶ」だけは、 エイドの場所をしっかり覚えておくように。 走ることに夢中になって軽やかにスルーしてしまうと 「しゃぶショック」 によってリタイアが頭をよぎることになる。 くれぐれも気をつけて。 以上。 健闘を祈る。 ※なごうらマラソンの文章は、誇張表現・事実誤認・拡大解釈に満ち溢れています。ある種のフィクションとしてお読みください。あしからず。 ※スタッフ&ボランティア(特に学生さん!)、声をかけてくれた方々、ありがとうございましたー! < 戻る |
by おすもーさん
<海外レース>
Madeira(マデイラ) 4K Endurance Trail(逆トルデジアン) Andorra(アンドラ) HK168(香港) Spartathlon(スパルタスロン) UTMB 2015 Trans Gran Canaria Grand Raid Reunion Mt. Kinabalu Climbathon UTMB 2014 The Sahara Race(4deserts) <国内トレイル・Long> 上州武尊山スカイビュー 信越五岳 Ultra Trail Mt.FUJI(UTMF) OSJおんたけウルトラ <国内トレイル・Short> 立山登山マラニック 富士登山競走(山頂)2017 房総丘陵・養老渓谷 2017 鋸山ラウンド 八重山トレイル OSJ奥久慈トレイル 富士登山競走(山頂)2015 TJARトレーニングキャンプ 富士登山競走(山頂)2014 NASUロング スパトレイル 外秩父トレイル 神流マウンテンラン 美ヶ原 2013 富士登山競走(5合目) 伊豆トレイルジャーニー 鋸山 2012 玉川トレイル in しずおか 武尊山スカイビュー50k 美ヶ原 2012 RUN & BIKE in NOZAWA TOKYO成木の森 青梅高水山 スノーシューレース in 水上 房総丘陵トレイル スノーシューレース in 妙高 おんじゅくトレイルラン 高尾山天狗トレイル 長瀞アルプス <国内ロード・Long> 萩往還マラニック(250km) さくら道国際ネイチャー クレージーラン(沖縄一周) 萩往還マラニック(140km) T.O.F.R.(沖縄一周) <国内ロード・Middle> いわて銀河ウルトラ 奥熊野いだ天ウルトラ NAGOURAマラソン 隠岐の島ウルトラ くびき野ウルトラ 飛騨高山ウルトラ 能登半島すずウルトラ 秩父札所めぐりウルトラ 野辺山ウルトラ 2013 富士五湖(112km) 2013 伊豆大島ウルトラ 丹後ウルトラ 野辺山ウルトラ 2012 富士五湖(112km) 2012 <国内ロード・Short> 館山若潮マラソン 2017 佐倉朝日健康マラソン 伊豆大島一周マラソン 2015 伊豆大島一周マラソン 2014 谷川真理ハーフ 2014 谷川真理ハーフ 2013 富士山マラソン 谷川真理ハーフ 2012 多摩川チャレンジ <トライアスロン> バラモンキング(Long) 館山わかしお(Short) 横浜シーサイド(Sprint) Archives
11月 2017
|