富山へ! マラニック。 これは「マラソン+ピクニック」の造語であり そのやわらかい語感から想像されるイメージは、 「マラニック ♡」 とか、 「マラニック \(^o^)/」 といった感じだろう。 しかし、この大会に対する 私のイメージはそんなものではない。 まず、高低図を見ていただこう。 なにこれ! 恐ろしく上ってる上に、 65km上りっぱなしなんだけど!! これを見て「ハアッ?」となるのは私だけ…? 少なくとも、私にとってのこの大会のイメージは、 「立山マラニック \(^o^)/」 ではなくて、 「殺陣夜魔 摩羅煮ッ苦 ((((;゚Д゚))))」 というのが正直なところだ。 一体なぜエントリーしてしまったのか。 謎は深まるばかり… …じゃなくて、答えは簡単に見つかった。 大会にエントリーした時間がね、深夜1時頃だった。 つまり答えは、 「酔った勢い」 これですよ。 ホントね、お酒はホドホドにしておかないと いつか身を滅ぼすよね… 「酒は飲んでも飲まれるな」 みなさま、気をつけましょうね… さて。 エントリーしたからには完走したい。 富士登山競走の感覚でいくと、 「ロードを必死に耐えて、トレイルで巻き返す」 この作戦しかない。 この大会のロード区間は ・START(浜黒崎海岸)→ 46km(称名) ・53km(弥陀ヶ原)→ 60km(室堂) この2ヶ所。 ここをどれだけ耐えて走り続けられるか。 制限時間は各所に設けられているが、 60km(室堂)の13:30が厳しいと言われている。 私のざっくりした通過目安はこんな感じ。 ・第2エイド(21km)に2時間後 ・第5エイド(46km)に5時間半後 ・第5エイドで遅れてたら、53kmからの8kmのロードを死ぬ気で走る ・室堂の関門を超えれば、あとは何とかなるはず 「摩羅煮ッ苦」に慄きながら富山に向かったところ レースは予想と異なる意外な展開になりました。 _ _ _ レース前日の金曜に都内から富山へ。 このレース、実はここ4年ずっと荒天で、 大会中止や、ゴール地点変更になっている。 つまり雄山山頂まで行けていない。 (これで今年晴れたら、オレ、晴れ男だな!) なんて思いながら、富山に着いたら、、、 ドシャ降り!!! 富山市に110mmの雨が降ってて豪雨警報もでてた。 (すまん、オレ、雨男だった…) 完全に気落ちして、ホテルにチェックイン。 (ひょっとして、大会中止なんじゃないか?) と思って、夕方に大会WEBサイトをチェックすると 「明日の大会は予定通りに開催予定です」 と発表されている。 (今年も室堂がゴールかな…) と思いつつ、とりあえず開催はされるようなので いそいそと荷物を整理して、19時頃に寝る。 zzz レース当日は2時起き。 窓の外を見ると、、、 ドッシャ降り!! 夏風邪からの病みあがりの体なので、 こんな雨の中を走ったら間違いなく風邪をぶり返す。 (DNSにして、温泉でも入って観光旅行にするか…) と眠い目をこすりながら考える。 ただ、今日の天気予報は 「雨のち晴れ」 となっている。 もしDNSして、そのあと晴れて雄山まで行けたと あとで知ったら、後悔は計り知れない。 なので、とりあえずスタート地点まで行って そこでもドシャ降りだったらDNSすることに。 ホテルをチェックアウトして外に出て、 台風のような風雨の中、送迎バスの出発場所へ。 歩いて5分でホテルリラックスインに到着。 しかし、たった5分で靴もソックスも水浸し。 (もうやだ。帰りたい…) と思いながらバスに乗り込むと、周りの選手も 「マジかよ…」 っていう表情をしている。 うん、わかるぞ。 バスは2:40に出発し、 車内ではスタッフから大会の説明が。 「雨は弱まるとの予報です!」 って言ってるけど、 ずぶ濡れの私には、まったく信じられない。 20分で浜黒崎海岸キャンプ場に到着。 バスを降りてみると、、、 あれ、小降りになってる…? 受付会場にはテレビカメラがいた。 地元のテレビ局かな? 受付がすごい並んでるので先に荷物を預け、 空いてるスペースに座って、ぼんやり待つ。 3:40頃にようやく受付の行列がなくなったので、 誓約書を提出。 雨はかなり弱まった。 走ろう。 スタート10分前に海岸へ移動。焚き火! 手作り感あふれるスタートゲートが設置。 スタッフからレースの注意事項が説明される。 前半の砂利道が、かなり舗装路になったようだ。 で、気づくとスタート時刻の4時を過ぎていて、 (いつスタートするんだ…?) と思っていると、 「海抜0から3003m雄山頂上まで行くぞーー!!」 と掛け声がかかり、その流れでいきなりスタート。 唐突!!! さあ、逝こーか! 最初の20kmは、ほぼフラット 夜道を走り出す。 第2エイドまではほとんど上らないので、 そこまではキロ6分ペースで行く。 ヘッドライトを使いたいんだけど、 頭にはGopro乗せてるのでハンドライトで照らす。 雨は小降り。少し風がある。 ビニルポンチョを着ている選手が多い。 私は長袖のスキンメッシュとロングシャツ。 ポンチョは蒸れるので着ない。 川沿いの夜道ランなんて、 まったくもってつまらない。 この大会はイヤホン禁止なので、 ラジオをスピーカーモードにして携行した。 FMのNHKしかつながらないので面白くない。 でも無音で走るよりは、だいぶマシ。 道の右側にラブホを発見。 かたや、ムフフと休日をお楽しみ中、 かたや、雨降ってるのに夜道を走ってる。 この差は一体… これが格差社会ということなのか。 もしこれで完走もできなかったら泣きっ面に蜂だ。 せめて完走してお楽しみ中の奴らに一矢報いる! 雨に打たれながら、決意を新たにする。 オレ、病んでるな… 曲がり角ではスタッフが誘導。ありがたい。 大きい水たまりのある所では、 車のライトで照らしてくれてた。 それでも、たまに砂利道の水たまりに突っ込んでしまい、ぬかるみ嫌いの私はイチイチ萎える。 5時を過ぎて明るくなってくる エイドが見えたっ 朝早くから応援している! 折り返して下っていき・・ 10km地点の第1エイド「大日橋」に到着。 水を1杯飲んで、すぐ出発。 スタートから1時間1分経過。 もうちょっと早いかと思ってたが、 まあ悪くないタイム。 この調子で行こう。 砂利道を少し進んで・・ 舗装路になる 川が増水してる… うしろから抜かれることが増える。 自分のペースは落ちてないはずだし、 焦っても仕方ないので、自分のペースを守る。 あと少しで雨が止みそうだ…! 雷鳥大橋の手前にカメラマン 左折して・・ 橋で川を越える どんどん抜かれてる… でもここは我慢… あ、雨があがった! ものすごい水量! おっ、応援だ! 道路を渡ると、さらに応援! 21km地点の第2エイド「雄山神社」に到着
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by おすもーさん
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11月 2017
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