アテネへ! スパルタスロンのことは、テレビで見たことがあって マラソンを始める前から知っていた。 「こんなの走るなんて変人だな~」 という印象だった。 2011年末からレースに出るようになり、2012年の夏頃に海外のレースを調べていてこのレースのことも、ちょっと調べた。 「250kmを36時間以内で走る」 という制限時間を知り、正直、ムリだと思った。 2012年秋にサハラ砂漠レースに参加した。 このときの日本人ランナーの中に、 スパルタスロンの完走者がいた。 あの時点では、100kmウルトラをなんとか1回完走したことがある状態で、そのときのタイムも「13時間」だった。 脚力がないので、相変わらず現実感はなかったものの お話を聞いて、少しレースに対して親近感が湧いた。 それから、2012年は19本、2013年は14本の レースに参戦し、脚力が徐々についてくる。 それに伴って、走りたくなるレースのエグさが増し、 スパルタスロンも視野の一つに入るようになった。 スパルタスロンには参加資格があり、その一つである、 「100kmレースを10時間半以内での完走」 を昨年の10月にくびき野でなんとか達成。 ここでスパルタスロンを来年走ろうと決意した。 大会のエントリー開始日は2月2日だった。 スパルタスロンに参加するような人は クリック合戦にも慣れていて、競争は熾烈なはず。 なので、エントリー開始時間になるやいなや、 超高速で入力していって手続きを済ませる。 そしたら受付番号がまさかの1番だった。 「やべ、張り切りすぎたか…」 と少し反省したが、 なにはともあれ0次間門は無事に突破。 そして3月下旬に、参加費を国際送金する。 参加費をクレジットカード払いできないのだ。不便。 安い送金方法を調べてみると、 ゆうちょ銀行か、Goレミット(新生銀行)が良さそう。 ・ゆうちょ銀行: 送金手数料2500円+仲介手数料(ギリシャ5ユーロ) ・Goレミット: 送金手数料2000円。口座登録に7-10営業日かかる。 ゆうちょのほうが為替レートが少し良かったので、 ゆうちょで国際送金した。 参加費450ユーロに手数料を加えて、約62000円。 参加費は一見、高そうに見えるけど、 ホテル6泊と朝昼晩の食事が込みなので激安だと思う。 大会1ヶ月前にUTMBで168km走ったので、 そこからは、ひたすら疲労抜きだけに専念。 一切走らず、運動はウォーキング・ヨガ・スイムのみ。 あとはストレッチと温冷交代浴を毎日やった。 そのおかげで100マイルから中1ヶ月だけど、 レース疲労は抜けたように感じていた。 _ _ _ レース2日前(水曜)の昼に成田を発つ。 ルートはモスクワ経由でアテネ。 まずはモスクワまで10時間のロングフライト。 アエロフロートなので食事に期待してなかったけど チキンはまずまず美味しかった。 機内の食事って、「チキン」が一番無難な気がする。 特別うまいわけでもないけど、まずくもない。 「ビーフ」は、当たりハズレが大きくて、 「フィッシュ」は、まずいことが多い印象。 おやつで、アイス(スーパーカップ)が配られた。 これはナイス! モスクワの空より モスクワで乗り継いで、アテネへ。 4時間のフライトで22:30頃に到着。 アテネ空港の入国審査の行列がすごかった。 スーツケースは無事に回収。一安心。 空港ターミナルを出てバスチケットを購入(5ユーロ) ピレウス港行きの乗り場(X96)へ行くと、 そこの乗り場だけ、人がたくさんいた。 深夜に港からフェリーでも出るのだろうか。 23:05発に乗る。車内は満席で座れず。 バス車内では、案内放送がないので 降車地近くになったことを自分で判断して 「降車ボタン」を押すしかない。 なので、スマホのGPSで現在地を確認して、 目的地に近づいたら、運転手に目的のバス停を話して 降車地を確認してから下りた。 そこから少し歩いて、24時頃にホテル到着。 空港からバスでホテル近くへ(日中に撮影) 泊まったホテル(日中に撮影) やっと着いたと思ったらチェックインでトラブル発生。 私をどこの部屋にアサインするのかわからない様子。 大会側から予約されてなかったのか…? 最初に、4階の部屋のカードキーを渡される。 部屋に入ってみると、ツインにすでに2人いて寝てる… フロントに戻って事情を話すと、 次にまた4階の別の部屋のカードキーを渡される。 行ってみると、こちらもすでに2人いる… 深夜だったので、部屋の人に不審者のように見られた。 どういうことだ、これは! で、3度目は3階の部屋のカードキーを渡される。 行ってみると、カードキーが壊れていて開かない。 またフロントに戻って、新しいカードキーをもらう。 で、ドアを開けたら、中から鍵がかかってる。 フロントでは、「シングル」と聞いてたのに 誰か中にいるようだ。 っていうか、シングルで中に誰かいるなら この部屋もだめじゃん、と思い、 フロントに戻ろうとしたら、中から人が出てくる。 日本人ではなくて、大会のスタッフだった。 この部屋はツインルームで、一人で使っていたそう。 自分がどこの部屋なのかわからず、 フロントと部屋を行ったり来たりしてることを話すと 「ここに寝ていけ」 ってことになった。やっと部屋が決まった… いきなりギリシャの洗礼を受けた気分。 もう日付が変わっていて夜遅いので、 シャワーだけ浴びて、すぐ寝る。 長い1日だった。 ホテルの部屋は快適だった 部屋のベランダから、海が見える レース前日(木曜)は7時前に起きる。 枕がふかふかすぎたせいか熟睡できず。 夜に何度か目が覚めた。 Wi-Fiがつながらないのでフロントに相談したら IDがいくつもあることを教えてもらう。無事に接続。 1Fで朝食を。バイキングだった。 シリアル、パン、スクランブルエッグ、ソーセージ、 サラダ、スイカ、オレンジジュースなど。 品揃えが豊富。満足! 部屋に戻って、軽く2度寝してから、 ドロップバッグの準備を始める。 このレースは、ドロップバッグを置けるエイドが たくさんあるので、私は23袋置く計画をしていた。 10時から1Fで受付をやっているので、 見に行ってみるものの、行列がすごい。 待ち時間がムダなので、 ドロップバッグの準備を先に済ませることにする。 13:30にまた1Fに行くと、待ちが1人だけになってたので 受付手続きを済ませる。 参加賞Tシャツをゲット。 Lサイズなので、自分にはでかそうだ… ドロップバッグ用のナンバーシールを もらえることに気がつき、20枚ゲット。 「トゥエンティー!?」 って、スタッフにすごい驚かれたけど、 他のランナーはあまり預けないんだろうか。 ドロップバッグにシールを貼って、 受付奥の建物でドロップバッグを預ける。 14:30頃に遅い昼食。 チキン、パスタ、ピラフ、サラダ2種類、パンなど。 炒めたご飯は火が通ってなくて固い場合がある。 前月のUTMBのパスタパーティでもそうだった。 消化が悪そうだから、 米は食べたいけど避けたほうが無難。 15:30から日本語のレースガイダンスが。 天気はレース終盤に少し雨が降るかもとのこと。 ガイダンスは30分であっさり終了。 部屋に戻り、ニューハレのテーピングをカットして 明日の準備はすべて終了。 18時頃に外へ出て、ホテル周辺を散策してみる。 ホテル近くのトラムの駅 海辺の夕暮れ ホテルに戻り、1Fでバイキングの夕食を済ませ、
シャワーを浴びて、20:30に寝る。 準備はすべて無事に終えた。 体調も良いし、天気も良さそう。 あとは明日、頑張るだけだ! |
by おすもーさん
<海外レース>
Madeira(マデイラ) 4K Endurance Trail(逆トルデジアン) Andorra(アンドラ) HK168(香港) Spartathlon(スパルタスロン) UTMB 2015 Trans Gran Canaria Grand Raid Reunion Mt. Kinabalu Climbathon UTMB 2014 The Sahara Race(4deserts) <国内トレイル・Long> 上州武尊山スカイビュー 信越五岳 Ultra Trail Mt.FUJI(UTMF) OSJおんたけウルトラ <国内トレイル・Short> 立山登山マラニック 富士登山競走(山頂)2017 房総丘陵・養老渓谷 2017 鋸山ラウンド 八重山トレイル OSJ奥久慈トレイル 富士登山競走(山頂)2015 TJARトレーニングキャンプ 富士登山競走(山頂)2014 NASUロング スパトレイル 外秩父トレイル 神流マウンテンラン 美ヶ原 2013 富士登山競走(5合目) 伊豆トレイルジャーニー 鋸山 2012 玉川トレイル in しずおか 武尊山スカイビュー50k 美ヶ原 2012 RUN & BIKE in NOZAWA TOKYO成木の森 青梅高水山 スノーシューレース in 水上 房総丘陵トレイル スノーシューレース in 妙高 おんじゅくトレイルラン 高尾山天狗トレイル 長瀞アルプス <国内ロード・Long> 萩往還マラニック(250km) さくら道国際ネイチャー クレージーラン(沖縄一周) 萩往還マラニック(140km) T.O.F.R.(沖縄一周) <国内ロード・Middle> いわて銀河ウルトラ 奥熊野いだ天ウルトラ NAGOURAマラソン 隠岐の島ウルトラ くびき野ウルトラ 飛騨高山ウルトラ 能登半島すずウルトラ 秩父札所めぐりウルトラ 野辺山ウルトラ 2013 富士五湖(112km) 2013 伊豆大島ウルトラ 丹後ウルトラ 野辺山ウルトラ 2012 富士五湖(112km) 2012 <国内ロード・Short> 館山若潮マラソン 2017 佐倉朝日健康マラソン 伊豆大島一周マラソン 2015 伊豆大島一周マラソン 2014 谷川真理ハーフ 2014 谷川真理ハーフ 2013 富士山マラソン 谷川真理ハーフ 2012 多摩川チャレンジ <トライアスロン> バラモンキング(Long) 館山わかしお(Short) 横浜シーサイド(Sprint) Archives
11月 2017
|