台風が近づく…
熾烈なエントリー合戦を勝ち抜いて、
信越五岳に行ってきました。 時間はともかく、 ゴールはできると思ってたんですけど… _ _ _ 土曜朝のバスで都内から長野駅へ。 15時発の大会バスに乗り、 1時間ほどで大会会場に到着。
受付後、コースガイダンスを聞こうと思ったら
満席で入れず… あきらめて、外をふらふらする。 その後、競技説明を立ち聞き。 17:30スタートのパーティーは30分遅れで始まる。
参加費が高いだけあって、食事は豪華。
ビール(キリン淡麗)やワインもある。 料理は、豚汁、焼きそば、ちらし寿司、肉の煮込み、唐揚げ、プリン、メロン、パイナップルなど。 太鼓の演奏を見ながら、食べまくる。満腹! パーティー終了後、19:30発の送迎バスで宿へ。 宿泊料金は9500円。 20時から4時までしかいないし、 ほとんど寝てるだけだから、ちと高いな… 風呂に入って、すぐ寝る。 レース当日は3:20起き。 4:10発のバスに乗り、スタート会場へ。 雨は降ってないが、風がやや強い。 会場に着き、長い列に並んで、朝食を。 おにぎりとサンドウィッチ、菓子パン1個ずつ、ミネストローネ、バナナ、オレンジジュース。 食べ終え、荷物を預け、スタート地点へ。 霧雨降ってるので、ウィンドブレーカーを着て 袖をまくり、前は開けておく。
レースが始まる!
前半の斑尾山と最後の瑠璃山が目立つ
5:30スタート。
まずゲレンデを上っていき、 なだらかな林道を下って上る。 スタート直後なので、楽勝。 途中で野尻湖が見えた。 「次のエイドまで○km」 「もうすぐエイド」 などの案内看板が多くて良い。 レース中に道に迷うことは1回もなかった。 今回、SONYのイヤーフック型イヤホンを初使用。
これ、防滴だからそのまま水をかぶれるし、
耳に入れないタイプなので外の音もよく聞こえる。 オススメ。
18.5kmの第1エイドに7:30頃到着。
コーラがキンキンに冷えてる! 小さくカットされたパワーバーがある。 食感が嫌いだけど、補給になるので食べておく。 聞いていたとおり、給食は充実している。 エイドを出発し、斑尾山へ。 ガツンと上り、ガツンと下る。 ここはまったく走れない。
いい眺め!
23.9km地点の第2エイドに8:50頃到着。
6kmを約1時間。こんなもんだろう。 下りが早かったのか、思ったより早く着いた。 長居せずに、エイドを出発。 ゆるく登ってから、林道をひたすら下っていく。 雨は強くも弱くもならず、ずっと小雨。 途中、いきなり渋滞に遭遇。 スズメバチが飛び回っているようだ。 おさまる気配がないので、 藪漕ぎして、ハチを回避しながら進む。 先に進むと、前で数匹飛んでいる。 (刺されませんように!) 祈りながら、身を低くして足早に走っていく。 白いタイツを上下ともに着て、 肌を出さない格好にしたのは正解だった。 さらに進むと、刺された女子ランナーが 泣きながら逆走してくる。 お大事に… あとで知ったが、 信越五岳は毎年ハチの被害が出てるそう。 こればっかりは大会側でも完全には防げないしね… 蜂が嫌なら7~9月はトレランしないほうが無難だ。 温暖化の影響か、 最近は10月中旬頃までハチ飛んでるようだけど… 38.5km地点の第3エイドに10:50頃到着。 14.5kmを2時間。こんなもんか。 レモン汁をかけたリンゴがある。うまい! ぶどうや温泉まんじゅうもある。 でかいバケツに冷やしトマトが大量にあったけど、 トマトは嫌いなのでスルー。 エアーサロンパスをタイツの上からかける。 エイドを出ると、太陽が顔を出す。 ここから見晴らしのいい直線の砂利道に。 関川沿いをだらだら進む。少し上っているようだ。 ここの区間、なんか走る気になれず、 ちんたらと歩いてしまう。 ホントは走らないといけない道なんだけど… 3kmくらい過ぎた所で、 かぶり水をさせてくれる老夫婦が。 水をかけるとしゃきっとする!
私設エイドに到着。宴会隊っていう青Tシャツ着てる。
ラッパ吹いてて、テンション高い! 梨とブルーベリーがおいしかったー! やがてトレイルになる。 ここは心を入れ替えて、ちゃんと走る。 昼ごろに、雨が止む。
51.5kmの第4エイドに13:00頃着。
制限時間は15時なので、2時間の貯金。 13kmを約2時間。ちょっと遅いか… お尻が張っているのでエアサロンパスをかける。 エイドを出発すると、 コスモスやダリアが綺麗に咲いていた。 緩めの斜度の砂利道をひたすら登っていく。 長い。終わらない。つらい。 美ヶ原の中盤の9kmの林道を思い出す。 ちんたら歩いていると永久に終わらないので、 なるべく早く歩く。 歩きでも、前のランナーをけっこう抜けた。 登り切った所でスタッフのおじさんから 「(この区間の)半分だよー」 と教えてもらう。 そこから雨でぬかるんだトレイルを下る。気を使う… しばらく進むと、吊り橋が登場。
テンション上がる! こういうの好き!
その後、土管らしきモノの横を上る。 斜度がキツイからか、滑り止めのブツブツマットが敷いてあるんだけど、このマット自体が滑る。 これ、意味なくね…? 陽射しがないので、帽子を取ったほうが 風を感じられて気持ちいい。帽子をしまう。 グローブも蒸れるだけだと気付き、素手にする。 エイドが近づいてくると、牧場に牛と馬が。 さっきの上りで足を使ってしまったのか、 筋肉痛がきつくなってくる。 エイドはまだかーーー
66.6kmの第5エイドに16時過ぎに到着。
制限時間は18時で、2時間の貯金。変わらず。 15.5kmを3時間。 ちょっと時間かかり過ぎだな… エイドの食事が相変わらず良い。 スープパスタや、シャリ玉、 ミネストローネみたいなスープなど。 パワーバーのグミが置いてある。初めて見た。 これ、なかなか美味しい。 1袋で200kcal。定価は357円。高い! 250円なら買うかな… ドロップバッグを受け取るが、着替えは一切せず。 ギャツビーのウェットティッシュで顔を拭いただけ。 エイドが充実しすぎていて、補給食を使ってないので、食料はほとんどドロップバッグに入れてしまう。 サングラスももういらないので、ここで預ける。 エイドを出る。 50段くらいの階段を上り、森の中のトレイルへ。 路面がぬかるんでいる。 足を濡らしたくないので、ぬかるみの度に迂回。 時間かかるが、仕方ない。 ぬかるみをお構いなしに 直進していくランナーに抜かれるが気にしない。 ここからはペーサーが走れる区間。 楽しそうにしゃべりながら走っている。 ぼっちランの私には、うらやましい限り。 リア充と非リアの差がこんなところで… 足の踏み場を探しながらの黒姫山の上りは、 なかなかメンタル的にしんどかった。 中間の水エイドに18時過ぎに到着。 ここでヘッドライトとハンドライトを2重装備。 前後に誰もいない状態で、暗闇の森をライトの灯りを頼りに走ってるというのは、冷静に考えると不思議な感じがする。 レースでなければ、ちょっとした遭難だ。 81kmの第6エイドに19:15頃到着。 14kmを約2.5時間。時間かかったな… ここにもレモンリンゴがあった。 あとはスープを。塩分補給。 ここからは、小さなアップダウンの繰り返し。 去年にUTMF、今年はUTMBに行かれた方と話す。 信越は5回目だそう。 今年は涼しくて助かるとのこと。 UTMBは距離が長く感じたけど、とにかく景色がいいので、2日間一睡もしなかったけど楽しかったそう。 いつか行きたいなー。 「このペースで行けば、24:30頃にゴールできる」 と言われ、この先ペースが鈍っても、 ゴールまで行けるだろうと思っていた。 暗い森の中で、誘導スタッフが ハイテンションで応援してくれる。うれしい。 87km地点の第7エイドに20:30頃到着。 6kmを約1時間。こんなもんか。 氷水をもらって、足を冷やしてから出発。 引き続き、ちょっと登ったり下ったりの連続。 21:30頃、近くのランナーが、 「21:15でレースが打ち切りになった」 と話しているのを聞く。 もう時間過ぎてるので、急いでも意味がないし 事実かどうかもわからない。 本当にそうなんだろうか… 92.3kmの第8エイドに21:50頃着。 5kmを約1時間。 制限時間24時なので、2時間10分の貯金だけど 石川さんがいて、レースはここで打ち切りとのこと。 さっきの話は本当だったか… ただ、完走扱いにはしてくれるようだ。 急遽、このエイドにゴールを設定してくれたんだけど、 なんとも寂しいゴールだった。
この時点では雨も降ってなかったので
本心としてはゴールまで行きたかった。 しかしこのレースは必携装備チェックがないから レインウェアを持ってない人もいるだろう。 というか、軽装過ぎるランナーが多かったし。 ここからは山越えだから、 万が一を考えると、レース中断は仕方ない。 事前に知っておきたかったが… 温かいそばを食べていると、22時発のゴール会場行きバスが出発するアナウンスがあったので、慌てて乗車。 20分くらいでゴール地点に到着。 たくさんの選手が予想よりも早くゴール会場に来てしまったので、スタッフがてんやわんや。 荷物は自分でトラックによじ登って、ピックアップ。 ついでに他のランナーのも下ろしてあげる。 22:30発の宿行きバスに乗ろうとしたら、満車… 選手が多すぎて、バスが足りていない。 次は1時間後なので、会場に戻って豚汁をもらう。 豚汁を食べていると、 今年の野辺山の帰りの電車で話したランナーと遭遇。 21:30頃にゴールしたそう。早い! 富士登山競走は1時間50分台でゴールしてる。すげー。 23:30発のバスは、 22:30に乗れなかった人が優先して乗車できた。 満席で発車かと思いきや、 満席になってない状態で出発。 並んでる人が外にたくさんいるのにいいのか…? 車中、カーブが多いのと、乗車時間が長すぎて、 車酔いして吐きそうになる。 で、こらえきれず、最後に吐いてしまう。 胃の中に何もなくて、胃液しかでてこなかったのは不幸中の幸いだった。 途中、セブンに立ち寄る。 気持ち悪いので、バスを降りる気になれず。 赤倉でバスを下りて、このエリアの宿泊施設を巡回するシャトルバスに乗り換える。 結局、ホテル後楽荘に着いたのは出発から70分後。 遠かった… ホテルのフロントに誰もいないと思ったら、 鍵と説明書きが入った封筒が並べてあった。 ピックアップして部屋へ。 ホテルが広くて迷いそうになる… 荷物を部屋に置いてから、風呂へ。 大浴場が異常に広い。お湯は熱め。効能ありそう。 部屋に戻って、ビール飲んで、2時頃に寝る。 翌日は7:40起き。 窓が開いてたのに気づかず、夜中に風の音で起きた。 8時から朝食。和食定食。 向かいの方と話す。私同様、第8エイドでストップ。 バス待ちが長くて、2時にホテル着いたそう。 会場行きの車が11時に出る予定だったが、 1回では乗り切れず、しばし待つ。 その間に、東京から来た方と話す。完走されてる。 第8エイドあとの山は、上りも下りもぐちゃぐちゃで、 草がすごい伸びてて地面が見えず、怖かったそう。 それなら、ぬかるみ嫌いの私としては 進まなくてよかったのかもな… 車に乗って、会場へ。外は大雨。 12時に開始するも、挨拶と表彰・インタビューで 12:30まで延々と食えない状態が続く… 12:30にようやく食事できるようになる。 カツカレー、そば、シフォンケーキ、メロン、梨… 飲み物はソフトドリンクのみ。 13時で終了し、バスで長野駅へ。 14:30前に着き、バスを乗り換えて東京へ戻った。 92kmまで行った人は完走扱いになったので、 完走率は82.7%。 だけど、110km走った本当の完走率は44.6%。 完走率が50%を切る難易度になると、 脚力のない自分にはちょっと厳しいね。 でも、最後まで行きたかったなー。 |
by おすもーさん
<海外レース>
Madeira(マデイラ) 4K Endurance Trail(逆トルデジアン) Andorra(アンドラ) HK168(香港) Spartathlon(スパルタスロン) UTMB 2015 Trans Gran Canaria Grand Raid Reunion Mt. Kinabalu Climbathon UTMB 2014 The Sahara Race(4deserts) <国内トレイル・Long> 上州武尊山スカイビュー 信越五岳 Ultra Trail Mt.FUJI(UTMF) OSJおんたけウルトラ <国内トレイル・Short> 立山登山マラニック 富士登山競走(山頂)2017 房総丘陵・養老渓谷 2017 鋸山ラウンド 八重山トレイル OSJ奥久慈トレイル 富士登山競走(山頂)2015 TJARトレーニングキャンプ 富士登山競走(山頂)2014 NASUロング スパトレイル 外秩父トレイル 神流マウンテンラン 美ヶ原 2013 富士登山競走(5合目) 伊豆トレイルジャーニー 鋸山 2012 玉川トレイル in しずおか 武尊山スカイビュー50k 美ヶ原 2012 RUN & BIKE in NOZAWA TOKYO成木の森 青梅高水山 スノーシューレース in 水上 房総丘陵トレイル スノーシューレース in 妙高 おんじゅくトレイルラン 高尾山天狗トレイル 長瀞アルプス <国内ロード・Long> 萩往還マラニック(250km) さくら道国際ネイチャー クレージーラン(沖縄一周) 萩往還マラニック(140km) T.O.F.R.(沖縄一周) <国内ロード・Middle> いわて銀河ウルトラ 奥熊野いだ天ウルトラ NAGOURAマラソン 隠岐の島ウルトラ くびき野ウルトラ 飛騨高山ウルトラ 能登半島すずウルトラ 秩父札所めぐりウルトラ 野辺山ウルトラ 2013 富士五湖(112km) 2013 伊豆大島ウルトラ 丹後ウルトラ 野辺山ウルトラ 2012 富士五湖(112km) 2012 <国内ロード・Short> 館山若潮マラソン 2017 佐倉朝日健康マラソン 伊豆大島一周マラソン 2015 伊豆大島一周マラソン 2014 谷川真理ハーフ 2014 谷川真理ハーフ 2013 富士山マラソン 谷川真理ハーフ 2012 多摩川チャレンジ <トライアスロン> バラモンキング(Long) 館山わかしお(Short) 横浜シーサイド(Sprint) Archives
11月 2017
|