快晴! (サハラ編を1話目から読む) レース初日。朝5時に起きる。 熟睡はできなかったけど、まあいいや。 朝食を食べながら着替えたり、寝袋たたんだり。 レース前の準備作業に慣れていなくて ブリーフィングが始まる6:30にやっと準備完了。 明日はもっと効率よく作業しよう。 ブリーフィングは半分くらい聞き取れなかったが、 関門時刻を聞いておけば問題なさそう。 スタート10分前にテントを出る。 スタート前。あちこちにテレビカメラが。 スイーパーはラクダに乗ってくるそう。乗ってみたい… 7時にレーススタート。さあ、逝こーか! スタートの様子 スタートと同時に、 みんな、バーっと前に走り出していく。 2/3くらいは行ってしまった。 自分は初日は走らず様子見しながら体を慣らしていく、 と決めていたので、ゆるりと歩き出す。 まずは湖の近くを進む ソフトサンドではなく路面が固いので進みやすい 砂漠でも湖沿いには木がある 湖から離れ、第1CP(チェックポイント)のほうへ あれがチェックポイントか! CPでは水を補充して終わり。 給食などないのでやることない。すぐ出発。 CP1のあとも引き続き、路面が硬い。 いつまでたってもソフトサンドにならない。 足首まで砂に埋まってなかなか進まない・・、 というレースを予想してたのに、なんか違うぞ…? 初日は歩き倒す予定だったけど、 硬い道なら走れるので小走りすることに。 初日は最も荷物が重い。 水を含めれば10kg超える荷物を背負っているので 重心を低くして荷物を揺らさないように気をつける。 「走る」というよりは「競歩」に近い感じ。 スピードを上げていくと、 前のランナーを面白いように抜いていける。 スタートのときにダッシュしてたランナーは ほとんど失速して歩いていた。 地平線に向かって走る! これぞ砂漠! 10時までは暑くなくて走りやすかったけど、 11時から本格的に暑くなってくる。 これが砂漠か…! コースの様子をぐるっと動画で CP2を過ぎた22km過ぎから砂がソフトになる。 ソフトサンドは足が埋もれて走りづらいので歩く。 CP3から再び道が硬くなる。 硬いから走るか、まだ初日だから様子見で歩くか悩む。 結局、半々くらいで歩いたり、走ったり。 荷物が重くてエネルギー使うからか、なんか空腹気味。 計画していたショッツの本数では足りない感じ。 食料計画を見直さないと… 12時を超えるとさらに暑くなる。 (これはやべえ!) 早くゴールしようと考え、一気にスピードを上げる。 お、旗だ! 旗の立ってる場所からゴール地点が見える。 初日は12時半頃にゴール。 ゴールには太鼓を叩いてる人とカメラマンがいた。 なんかあっさりゴールしてしまったような…。 まあ初日だからコースがイージーだったんだろう。 ゴールではパスポートにハンコを押してもらい、 ペットボトルの水を3本もらう。今夜の生活用水。 一般的に14時頃が暑さのピークなので 早くゴールできるならさっさとゴールしたほうがいい。 今日は前半の気温低い時間帯を歩いてしまったけど、 明日はスタートから全力で走ることにする。 後半はバテて走れなくなるだろうけど、 昼は暑くてどちらにせよ走れなくなるから問題ない。 胸の2本のボトル(1.5L)は飲み水用、バッグのサイドポケットに入れてるプラティパス(1L)はかけ水用にしていた。 しかしプラティパスはバッグを背負ったままだと サイドポケットにしまいづらいことが判明。 結局、水をかけたのは一度だけ。 ムダに1リットルの水を運んでしまった。 ただでさえ荷物重いっていうのに、 なにやってんだ、オレは… テントにはオーストラリア人(以降Tさん)がいた。 11時にゴールしていて、なんと5位。はやっ! 足をバッグに乗せて高くした状態で横になっていた。 こうすると血が胴体に戻ってくるようだ。なるほど。 砂漠レースは5回目の参加で、荷物は8.3kg。軽い! ソックスを脱いで足裏を見てみると、 左足の親指外側にマメができていた。 マメ対策で、スタート前にスキンガードを貼ったのに その外側にできてしまった… 安全ピンで水抜きをして、絆創膏を貼る。 今朝、肩にソルボバンを貼り忘れたせいで少し擦れた。 明日は忘れずに貼ろう。 続いて、1時間かけてじっくりとストレッチ。 1週間の長丁場のレースなので、 「回復」は重要なポイントだからね。 荷物が重たいからか、腸腰筋が疲れている。 ハムストリングスや大殿筋はそれほど疲れてない。 そのあとに食事。服部幸應推薦のカレーを食べる。 このカレーはカロリーはあまりないけど 美味しそうな気がしたので持ってくることにした。 食事は、走ってる時はジェル、テントではカップ麺とカロリーメイトが中心だけど、それだけだと飽きる。 脳が喜ぶような食事も気分転換には大事だと考え、カロリー摂取には関係ないけど、好物のカレー・カフェオレ・スタバのコーヒーを多めに持ってきていた。 このカレーは推薦されてるだけあって美味しかった。 食料の配分計画を見直し、 レース中にカロリーメイトも食べることにする。 カロリーメイトを多めに持ってきておいてよかった。 テントの中は35度くらいある。 直射日光は防げるけど、熱がこもって暑い。 外のほうが多少涼しいような気もするけど、 直射日光がエゲツない。 一番いいのは外の日陰で、下の砂が熱されてない場所。 ただ、そういう場所はほとんどない。 日本人ランナーが続々とゴールしてくる。 元気そうな人もいれば、ぐったりしてる人もいる。 テントメイトも戻ってくる。 私以外全員、砂漠レースの経験者なので余裕を感じる。 やるべきことがわかってるし、作業に慣れている。 17:30頃にはテントメイトは夕食終わって寝始める。 自分もそうしたいところなんだけど、問題が。 空腹だ。 17:30に食べてしまうと、 翌朝5:30まで半日食べないことになる。 これはキツイ。 レース中のガス欠は絶対に避けないといけない。 逆に言えば、テント滞在中は空腹でも構わない。 どうやら自分の食料はギリギリっぽいので、夕食時間をうしろ倒しにして、レース時間に近づけることにした。 テントの外で皆が夕食をワイワイと食べている中、 ひとり、テントに残って食事を我慢する。 つらい。 17:40頃。きれいな空だ~ 月だ!
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by おすもーさん
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11月 2017
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