(奥久慈編を最初から読む方はこちら) 「湯沢峡」エイドにはなんと給食が! 食べ物があるだけで感激してしまう。 なんてったってOSJだからね。 大根ときゅうりの浅漬をパクパク。 そして、おやき! 朝から止まることのない空腹感に終止符を打つべく ここでガツンと食べることにする。 「これだけ食べれば空腹なわけないよね」 ってことを、脳にしっかりと認識させるのだ。 味は3種類あったけど、リンゴが一番美味しかった。 トイレを済ませ、かぶり水をして出発。 登って下る。ギザギザしすぎ... 暑くなってきたー 胃がムカムカしてくる。 おやき食べ過ぎた... しっかり食べたおかげで空腹感はなくなったが、 気持ち悪いと、進む気力が萎える。 OSJをよく走るようなランナーなら 多少気持ち悪いぐらい、どうってことないと思う。 でもレースで吐いたことない私は、少し気持ち悪いだけでリタイアしたくなってくる… とりあえず胃腸薬を飲むことにする。 滅多に使わないので、薬の使用期限が1か月過ぎてた。 まあ、1か月なら問題ないだろう。たぶん。 足がますますもって重くなってくる。 気持ち悪いのと相まって、劇的にのろくなる。 カタツムリのようなスピードでのろのろと上り、 他の選手達に怒涛のごとく抜かれる。 橋を渡る。気持ちわりぃ... ちょっとした展望台らしき所にベンチが置いてある。 気持ち悪さに耐えかね、ここで横になる。 ついにダウン。 眠いわけではないので、ぼーっと上を見続ける。 木々の葉が風にそよいでいる。 ずーっと、そよぐ葉を見続けていると 気分が落ち着いてくる。 自然はいいね。 そして15分後、起き上がって歩き出す。 薬が効いてきたのか、気持ち悪さも解消された。 引き続き、ゆったりペースで進んでいく。 延々と続く細かなアップダウンがしんどい... 何なんだ、この好戦的なアップダウンは! せっかく上ったのに、すぐ下り 下ったのに、またすぐ上り出すのだ。 殺意すら感じるアップダウンによって、 どんどん足が削られていく。 やはり第1エイドに早く着いてしまったのは、 紛れもなくオーバーペースだったと実感。 見事なまでのペース配分ミスをしでかしてしまった。 「ひょっとして、ついに眠れる能力が開花したか?」 なんて思った、あのときの自分を張り倒してやりたい。 そんなことあるわけないYO! 自分は生粋の下級ランナーなのだ。 深く胸に刻み込む。 このレースではいくつか手痛いミスを犯したが、 一番痛かったのはロングタイツを履いてしまったこと。 「草の多くはえた場所や岩場がありますので、 長ズボンまたはタイツの着用をおすすめいたします」 という事前案内を見て、 深く考えずにロングタイツを履いてきてしまった。 トレイルでは厳禁だと過去の経験から知ってたはずなのに、しばらくレースに出てなかったので忘れてた。 完走を目指すならペースを早めないとマズイ。 でもそんな余力はない。 「完走」は考えないことにして 今、歩いている状況を楽しむことにする。 小川で顔をバシャバシャ。生き返る! 前のエイドに水しかなかったこともあり、 水に飽きてくる。 炭酸が飲みたい。。 あぁ、お金を持ってくるのを忘れた。 持ってきてれば、次の竜神大吊橋で買えたのに。 OSJのエイドには炭酸を期待できないし。 痛恨のミス。 あ、でも、その奥の2つの私設エイドには 置いてあるんじゃないか…? 完走する意欲はちっとも湧いてこないが、 炭酸に対する欲望はどこまでも膨れ上がってくる。 炭酸を飲むまではリタイアしないぞ、と決める。 山を下りきり、ロードに出る。 左手にスタッフが2名いる。 橋まで3.5kmとのこと。 ロードも日陰が多くて助かる。 ゆるやかな下りで、 絶好の走るチャンスなのに、走る気力がわかない。 足が終わってることを痛感。 橋のふもとの長ーい階段に到着。 「これを上りにきたってもんですよねー」 この階段が大変なのは知ってるので おじさん達に明るく話しかけることで、気力を出す。 竜神大吊橋が見えた! ひたすら上る。 手すりがあるので、日陰側の手すりをつかんで引っ張り もう片方の手は腕押しして一定のスピードで登っていく。 1段1段が高くないので、思ったほど大変ではない。 恐ろしくしんどそうに登ってる選手が前にいて、 声をかけて横を通り過ぎる。気持ちはわかるよ... バンジージャンプの人と思われる叫び声が聞こえる。 バンジーの料金は1回1.5万円。ちと高いか。 「レース参加者は特別割引で半額!」 とかだったら、レース中でもやってみたい気はする。 っていうか、竜神大吊橋までの26kmの部を作って、オプションでバンジージャンプを安く申し込めるようにしたらいいのに。 後ろからタンタン…といいリズムで上ってくる選手が。 話しかけると「そこでリタイアするんでー」とのこと。 その人と話しているうちに、階段を上りきる。 30分くらい上り続けるのをイメージしていたので、 割と早く終わった印象。 登りきると自販機があった。お金持ってれば... 観光客は奥の方にチラホラ 竜神ダム 橋を渡りきり、第2関門に到着。長かった...
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by おすもーさん
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11月 2017
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