スタート地点の荷物預け場所。陽射し強い… 日本で標高が一番高い山、富士山。 その山頂がゴールになっている「富士登山競走」。 完走率は例年50%前後で、とても厳しいレースだ。 いつか完走したいんだけど、「山頂コース」を走るには参加資格が必要で、「五合目コース」を二時間半以内に完走しないといけない。 なので、今年はその資格を得るために走ってきた。 ずっと上り坂とはいえ、距離は15kmだし、路面も半分以上は舗装路なので、まあ楽勝でしょ、と思ってたんだけど… _ _ _ レース当日は4時起きして、電車で新宿駅へ。 新宿6時発のバスで富士山駅へ向かう。 渋滞もなく時刻通り7:30頃に富士山駅に到着。 駅でトイレを済ませ、物陰で着替えも済ませる。 今回の装備は、半袖・短パン・サハラキャップ・サングラス・グローブ。シューズは悩んだけどトレラン用で。 そして、駅からスタート地点まで15分歩く。 スタート地点の市役所に着いて荷物を預けたあと、準備体操してから、スタート地点のほうへ移動。 すると、すでにもう選手達がぎっしり並んでいた。 完全に出遅れた… スタートをじーっと集団の中で待つのが嫌いだし、陽射しも強いので、スポーツ飲料・水・バナナを配ってるテント近くの日陰で待機することに。 スタート10分前に待機列に加わり、9時にスタート。 距離が短いから、いきなり飛ばす人が多そうな気がしていたけど、予想に反して全体的にゆるやかに走りだす。 スタートしてしばらくは、道路脇の応援がたくさん。 幼稚園児たちの応援は和むね~。 約1ヶ月で513km走った、春のランまつり(富士五湖→UTMF→萩往還→野辺山)のせいで足首痛になってしまい(当然か…)、それからこのレースまで全く走っていない。 いつものことだけど試走もしていない。 久々に走ってみると、足首は完治したようで問題ないんだけど、心肺が弱ってしまったようで、スタート直後から息切れ気味。早くもゼエハアしだす。 約3km走って右折すると、森に入って涼しくなる。 直後のエイドは水だけ飲んで、すぐ出発。 そこからは舗装路の上りがひたすら続く。 当たり前だけど、当たり前なんだけど、上り坂。 斜度はゆるくても、ずっと登りってのはキツい。 休めない… 7km地点の「中の茶屋」エイドまでは走り続けるが、8km過ぎから歩きたくなってくる。 もう、疲れたな、と。 歩いても良くない?と。(根性なさすぎる) 山頂コースを完走した人のブログに、 「馬返しまでは頑張って走ること!」 と書かれてあって、スタート前はそうする計画だったのに、歩きが混ざり始める… 計画はあっさり崩壊。 馬返し手前の急坂に至っては、全部歩き。 富士登山競走の厳しさと、自分の脚力の無さをこれでもかと痛感させられることに… 馬返しのエイドでは、なんか食べた気がするけど、よく覚えていない。レモンだったかな? 馬返しから山道に入って路面が土に変わると、トレイル慣れしてるおかげか、他のランナーを抜くことが増える。ガシガシ登っていく。 たまにフラットな部分があって、そこは走るべきなんだけど、惰性で歩き続けてしまう。反省… トレイルを抜け、ガードレールを乗り越えて道路に出ると、周囲は真っ白で景色はよく見えず。 そして、2時間22分でゴール。 予想よりもずっと遅かったけど、来年の山頂コースの出場資格は取れたから、まあ良しとしよう。 ただ、このタイムでは山頂コースには歯が立たないから、山頂を目指すならかなり走力上げないとマズイ。 五合目コースは、スタートして3km以降は木陰なので、サングラス・帽子・手袋は不要だった。 水分は持たなくて問題なし。暑いから、持っていれば飲むだろうけど、その分、重くなるしね。 とはいえ、山頂コースは水もったほうがいいかも。 ゴール後、送迎バスの乗り場まで約1km歩く。遠い… そういえば、馬に乗ってる人がいたな。 荷物を引き取った後、近くのお店でソフトクリームを購入。350円。うまい! バスは満席になるとすぐ発車し、30分くらいで北麓公園に到着。 こちらでも預けてた荷物を引きとり、 参加賞のタオルをもらって、屋台のほうへ。 事前にもらっていたチケットを使って、 吉田うどんと、かき氷をゲット! 「富士宮焼きそば」の行列がすごかった。 さすがB級グルメチャンピオン。 さくっと食べ終えて、バス乗り場の駐車場へ。 富士山駅行きのバスに乗り、12時30頃に到着。 事前に予約していたバスが14:50発で、かなり時間があるのでチケット売場で相談してみると、早い便に変更してもらえた。 バスでは爆睡し、15時過ぎには新宿に戻れた。 来年は山頂だ!
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by おすもーさん
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11月 2017
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