ベースキャンプはマッサージうけられる (4KVDA編を最初から読む方はこちら) 24:30に起きる。計画通り4時間睡眠。 昨日に続いて、今日も深く眠れた。いい感じだ。 着替えてから食堂に行くと、Bさん・Cさんがいた。 Cさんはフルーツとヨーグルトのオシャレ朝食なのに、 おすもーさんの朝食は肉とパスタのガッツリ系。 この差は一体... Bさんが天気を確認してくれて このあとも天気は良さそうだとわかる。よし! 地下の出口でGPSを受け取る。 出掛けに、またスタッフとのフォトタイムになった。 ベースキャンプを2時半に出発。 今日は山2つだけの35km。短い1日。まず3kmの上り 寝起きは足が軽いので、スピードあげて上っていく。 私にしては珍しく、上りで何人か抜いた。 この日あたりから、明らかな睡眠不足で ふらふらしながら上ってる選手が増えてくる。 コース脇で寝てる人も、たまに見かけるようになる。 自分はこうならないようにしないと… 214km地点のエイド「Cheneil」は いつの間にか通り過ぎてしまった。 どこにあったんだろ。 峠を2つ超える6kmの区間 ラジオを聞きつつ、歌いながら上り続ける。 眠くないし、足も軽い。問題なく上っていく。 5時に標高2695mの「Col des Fontaines」に到着 山頂になぜか黒猫。魔女の宅急便のジジみたい 食べ物を漁ろうとするジジ 足にすり寄ってきて、とても可愛い。 人から餌をもらうことを覚えてしまっている... ジジと戯れているうちに、Cさんに抜かれる。 このあと、2つ目の峠「Col di Nana(2770m)」を超えて、下りになる。 220kmの「Rifugio Grand Tournalin」に6時過ぎに到着 食事中のCさん。Goproのレンズが曇ってた... Cさんがとんでもなく眠そうな顔で食事をしていた。 スープとパスタがあるそうなので、両方注文。 あとエスプレッソも。 Cさんは、これまでほぼ2時間睡眠で来ているそう。 それはすごいな... 食事を終えて外に出ると、空が明るくなり始めていた。 入れ違いでGさんがやってくる。 これまた、すっごい眠そうだ... 8kmの下り 私が前で、Cさんと一緒に下っていく。 どのくらいのスピードがいいのかよくわからない。 スピードを上げていっても難なくぴったりついてくる。 とりあえず飛ばし気味に下っていく。 力士的にはかなりのスピード。 前にいる海外選手をさくさく抜いていく。 これまでに走った過去のレースの話をしていると 2014年のクレージーランですれ違っていた事実が判明。 このレースは、その前年にリタイアしていたのでリベンジレースだった。かなり気合が入っていた。 2013年のときは初日・2日目のオーバーペースにより2日目夕方から大失速して、3日目夜にリタイアとなった。 なので2014年は絶対にオーバーペースにならないように、最初の関門だったヤンバルの里を制限時間ギリギリで通過すると決めていた。 で、計画通り、余力を残して残り4分で通過したのだけど、その2km位手前で黒い姿のランナーを抜いていて、 「あの人、制限時間に間に合うのかなー?」 と思いながら走っていた。 その黒いランナーがCさんだと判明。 そんなところで会ってたとは! こういう超長距離レースを走る人はかなり限られるので、知らずにすれ違ってることってよくあるんだよね。 山の下界のほうは、霧がたちこめている。 そして、その中に入っていく。 霧でライトの光が反射すると嫌だな、と危惧していたが そうはならず、普通にコースは見えた。 ただ、このあと通過したFさんはライトが反射して走りづらかったと、あとで話していた。 早めに通過したのが良かったみたい。 トレイルが終わり、町に入る。 7時半頃。家がある。エイドの期待は高まるが・・ 町を通過して、林の中へ... 道の両側にトーテムポールのような木彫りがある 8時に229km地点の「Champoluc Ayas」に到着。 4Kの手作りアーチがいいね ここは「Base Camp」という位置づけになっていて それも納得の大きな建物だった。 あまり人がいないが、奥のベッドルームで寝てるか、 もう明るくなったから出発してるのだろう。 ここで、チーズがけトマトソースパスタを食べる。 Wi-Fiがつながるようで、Cさんがスマホつないで 私達の順位をマップで確認してくれた。 うしろにまだ多くの選手がいるのがわかり、一安心。 こちらはゴールまでまだ120kmも残ってるというのに トップはすでに昨夜ゴールしている。速すぎ! Cさんは寝ていくとのことで、一人で出発。 雲あるけどいい天気。爽やかな朝だ 2.5kmの短い上り。ラクチン 川沿いを進み、町の中心部へ 町に入る。道端にフルーツの差入れが置いてあった 町を抜けて、上り開始 順調に上っていく ピンクの祠があった 林を抜ける。虹っぽいのが見える 山小屋がたくさんある。エイドかな? 「ここら辺がエイドなのだろうか...」 キョロキョロしながら進んでいると、 「何か飲んでいかない?」 左側の小屋の入口から女性に声をかけられる。 私設エイドか?と思ったら、ここが正規エイドだった 入口の階段が手前側に下りる形なので見つけづらい。 声をかけられなかったら通り過ぎてた気がする。 ということで、231kmの「Refuge Vieux Crest」に到着 トイレで顔を洗ってから、 エスプレッソを淹れてもらって、ビスケットを食べる。 峠を越える9km強 強烈な陽射し! 慌てて日焼止めを塗る わんこが近づいてくる。かわえぇ... ゆるゆると上っていく ひゃー、暑いー Cさんに追いつく。 どうやら別れたエイドで寝なかったようで 私がさっきのエイドにいるときに抜いてたみたい。 Cさんはさっきのエイドに気づかなかったそう。 あれはわかりづらいよね。 この牛の横を通っていると、いきなり 突進するような仕草をしてきたので慌ててよける。 この角で刺されたら、エライことになりそうだ。 「牛の頭突きで負傷したためリタイア」 これは話のネタとしては面白い気がするけど 実際そうなったらシャレにならない。 日陰だ! 助かる~ 急な斜度をCさんと共に上っていく 腰掛けやすい岩が現れる。 Cさんが休んでいくということでお別れする。 どこまで上るんだ... うしろを振り返る。だいぶ上ってきたなー 急登が終わっても、まだピークは見えず 再び斜度が上がっていく すっごい先にテントが見える。あそこだ! 11:40に標高2776mの「Col Pinter」に到着。 いやー、よく上ってきたわ。達成感ある! 到着時に思わずシャウトしたら、 うしろから来た女性選手も同じようにシャウトしてた。 いい眺め! 同じタイミングで着いた海外選手に 「Sumo Boy ! Full Power ! 」 と声をかけられる。 まあ実際は、Boyではなく、おっさんですけれども... おっ、スタッフがサムズアップしてる さて、下ろう 素晴らしい景色の中を、てくてく下っていく 連日、絶景の中を走っているから麻痺しつつあるけど 改めていい景色の中を走ってるなーと思う。 コース上に、青いビニルテープが貼ってある。 昨日の夕方に見かけたヤツだ。 今度は間違えずに、またいで超えていく。 遠くに街が見える。あれが今夜の宿かな 芝生でランチ中の家族がたくさんいる 240km地点のエイド「Rifugio Alpenzu」に13時に到着 トイレで顔を洗ってさっぱり。 次がベースキャンプなので長居せずに、すぐ出発。 下ってからフラットな道を進む6km さあ行こう。町まであと少しだ トレイルはすぐ終わって、 ロードに出る。ここから長いのかな...? 家々の間を通過 フラットな道をひたすら早歩き。 こういうとこを走れるといいんだけどね... 左手にまた街が見えてきた 駐車場を通って、再びロードに ここはリゾート地なんだろうな あっ、あれはエイドじゃないか? 14:20に248km地点の「GRESSONEY SJ」に到着。 制限時間まで約8.5時間の貯金がある。いい感じ! コース脇の方から「イチバン!」って言われたり、 写真撮られたりしながら、建物の中へ。 ちょうどDさんが出発するところで、ハイタッチ。 初日に会って以来だ。早いなー。 食べ物のある奥のほうに移動。
写真を1枚撮られる。 すると、そのまま写真タイムになって しばらくポーズとりっぱなしになる。 これから出発する早い選手達の中に初めてお相撲さんを見た人が多かったようで、選手達とも写真をたくさん撮った。 このベースキャンプは食事が盛り沢山で パスタ・肉・スープ・フルーツポンチなどを食べる。 もちろんビールも! このベースキャンプにもBさんがいた。 スタッフの車に乗せてきてもらったそうだ。 ただ、次のベースキャンプには行けないみたいで 残念そうにしていた。 今日は珍しくCさんと一緒に進んだけど、日本の方と一緒に走ることはあまりないので、日本語でおしゃべりできるのはリラックスできて助かる。 食事をしていると、Cさんがやってきて一緒に食事。 そして、Fさんもやってくる。 少し疲れた表情をしている。 話を聞くと、今朝寝坊したため飛ばして来たそうだ。 最後の林道は全部走ったそう。すごい。 食事終えて、奥のベッドルームへ移動。 かなり空いてる。まだ日中だからだろう。 静かなほうがいいので、部屋の奥側のベッドにする。 時間に余裕あるので、今日も4時間寝ることにして、 16:30に就寝。 |
by おすもーさん
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11月 2017
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