お相撲らん
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マデイラへ ~ Madeira Island Ultra-Trail(MIUT)vol.1

4/28/2017

 
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マデイラへ!


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レースに出発する前のある日、オフィスにて。


私「すみませんが、しばらく休みます」

同僚「走りに行くんですよね! 今度はどこ?」

私「マデイラです」

同僚「までーら?」

私「あ、ポルトガルの西にある島です」

同僚「へぇ。何キロ走るの?」

私「115km」

同僚「じゃあ楽勝だね。
   去年、300km以上のレース完走してたじゃない」


といった感じの会話がありまして。

ちょっと待てと。

確かに去年4Kを完走したけど、115kmになればその分、制限時間が短くなるし必要時速は上がるわけ。

4Kは時速2.3kmでいいけど、Madeiraは時速3.6km必要。
つまり1.5倍のスピードが求められる。

これ、鈍足の私にはキツいわけ。


このレースは2年前に行ったトランスグランカナリアに
距離と制限時間が似てるんだけど、そのときは
仮装してないにも関わらず無残に関門アウトだった。

で、あれから大して脚力もあがってない。
(練習しないから…)


それに例年、春先のレースで足を作って夏のレースに備えるのに、このレースは春開催。

今年はまだ2レースしか走ってないから、
足が全然できてない。

なのになぜか仮装で走るわけ。
だから完走確率は10%もないの。

Does it make sense ?



・・という感じの趣旨で
やんわりと同僚にモノ申したかった。

だけどそれはコミュ力ゼロの私には不可能な芸当。
そもそも説明するの面倒くさい。


で、何を血迷ったのか、

「うん、楽勝かな♪」

と言ってしまいまして。


そんなあの日の自分を殴ってやりたい今日この頃、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。



えーっと、マデイラを走ってきました。
このレースは大会WEBサイトの動画で一目惚れして、

「来年走ろう!」

と去年の春に決めて、4Kのレース中にも、

「マデイラは良い大会だから絶対行っとけ!」

と海外ランナーから後押しされて
10月上旬にエントリーした大会です。

​

これまでの経験上、島のレースはいい大会が多い。

 伊豆大島、隠岐の島、バラモンキング、
 レユニオン、グランカナリア、、、

いい思い出しかない!

島をあげて盛り上がって応援しようという雰囲気が
感じられるんだよね。お祭り感がある。
​
というわけで去年からとても楽しみにしていた。


しかし新年明けてから、
仕事に忙殺され、一時はDNSかもという状態に。

もうね、労基署に駆け込めば、
ブラック認定&是正勧告は確実と思われたんだけど、


私「長時間労働でヤバイんです!勤務実態を見て!」

署 「これはひどい! どこの会社?」

私 「フリーランスです」

署 「じゃあ自業自得じゃない… 帰って。」


となることが私にもかろうじて想像できたので、
労基署には行かず、泣きながら仕事しまして。

なんとか旅立てました。




_ _ _





レース3日前(水曜)の昼に成田から出発。

フライトは、まず成田からマドリードへ(アリタリア)、そこからリスボン経由でマデイラへ(ポルトガル航空)。


成田でチェックインしようとすると、
2時間半前の時点で大行列だった。

WEBチェックイン済みの人は別列だったけど、
その列もけっこう並んでて時間かかった。

機内もほぼ満席。

で、私の席の周囲が60-70代くらいのツアー参加者で、
この人達がね、まあひどかった。

耳が遠いのか知らないけど、
やたら大きい声でしゃべりまくる。うるさい。

そして機内に持ち込んだ酒で、酒盛り始める始末。
もうやりたい放題。恥も外聞もない。無敵。

今後、こんな感じの団塊世代シニアが増えると思うと
世も末だと思ったよね。

あんな老人にはならないように反面教師にしよう…



10時間以上の長時間フライト中は映画を見続ける。
ララランド、シンゴジラ、モアナと伝説の海など。

「モアナと伝説の海」って、ディズニーだから
ほんわかとしたお話だと思ってたんだけど。

最初は島で穏やかに暮らしてたのに、
途中からオールを振り回して巨大な敵に特攻していく
好戦的な映画で、なかなか斬新な仕上がりになってた。

​
モアナに私の周囲の酔っぱらいシニア達を
オールでぶん殴ってほしいと思ったよね。




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アリタリアの機内食


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ローマ経由で、次の日(木曜)にマドリード到着。

一旦、スーツケースを引き取って
ポルトガル航空で再度チェックイン。

ポルトガル航空も事前にWEBチェックインしたけど
座席変更はどの席でもお金かかるみたい。

窓側だったので特に変更しなかった。


ラウンジでシャワー浴びてからリスボンへ。




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ANAラウンジ@リスボン空港


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初めてポルトガルに来たというのに、
観光する時間の余裕がない。

(せめてエッグタルトくらい食べたかった…)

と思いつつラウンジに行くとエッグタルトがあった!


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おいしかったー!


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このラウンジは半個室の部屋があった。快適~


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ポルトガル航空でマデイラへ



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夜にマデイラ到着



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マデイラ島の地図&コース図はこちら。

スタートは北西のPort Moniz、
ゴールは東側のMachicoで、空港から5kmと近い。

スタート地点へは、ゴール地点からバスが出るので
ホテルはMachicoのゴール近くのホテルを予約した。



空港⇔Machicoはバスが運行している。
最終バスが21:25発で、飛行機の到着予定は21時。

うまくいけば間に合うと思っていた。

が、飛行機の到着が遅れて、21:30に。

バス、行っちゃった…

​​
Uberで空きタクシーが見つからないので、
黄色いタクシーに乗る。メーターはついてた。

料金は約5kmで8ユーロだった。良心的な価格。


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ホテルにチェックイン


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部屋からMachicoの夜景が見える


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部屋が最上階だった。ラッキー!
角部屋で窓2面から海と街の夜景が見える!

窓が大きく開くので、窓から身を乗り出すと
簡単に転落できそうだ。



下記、泊まったホテルの情報です。

・受付&ゴール会場「Forum Machico」が目と鼻の先

・朝食のビュッフェはメニュー豊富

・Wi-Fiはロビーだけ。部屋では使えない

・シングルは広くはない。ツインは広い。

・シングルは浴槽ないけど、ツインはある

・ドライヤー、歯ブラシはない

・石鹸とシャンプーはあるけど持参したほうがよい


といったところ。

ゴール地点から近いことが何よりも大事なので
個人的にはオススメのホテルです。


移動で疲れたので、この日はすぐに寝た。





レース前日(金曜)は​6時過ぎに目が覚める。

夜中に何度も目が覚めたけど、
とりあえず眠れたから、よしとしよう。

機内でもかなり寝たしね。


部屋から夜明けをボーっと眺める。

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日の出!


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7:30から朝食

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10時から受付開始なので行ってみる。行列すごいな…


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中央の建物がForum Machico。部屋からも行列が見える


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受付待ちの行列が一向に進んでいかないので、
​諦めて部屋に戻り、先に観光に行くことにする。


今回、2泊ともシングルを予約したかったんだけど、
レース前日はシングルが満室だったのでツインを予約。

で、一旦チェックアウトしたら、
もう今夜の部屋の準備ができていたので、荷物を移動。

ツインは部屋が広く、浴槽があり、
テーブルにワイン、水、バナナ、りんご2個があった。

シングルとだいぶ違う。ちょっと豪華!



島の中心地「フンシャル(Funchal)」に行くため、
11時頃にホテルを出る。



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ホテルから5分位のバス停の近くにスーパーがあった。
コンビニサイズのお店で、肉など生鮮品も売ってる。

MachicoからFunchalへのバスは鈍行とExpressoがあり、所要時間は鈍行が1時間、Expressoは45分。

乗車時に運転手に行き先を告げて、運賃を支払う。
Funchalまで3.35ユーロ。


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フンシャルが見えてきた



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到着~



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ラヴラドーレス市場へ。賑わってる!



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魚も売ってる



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この赤い2階建てバスは、街を廻る観光バス




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海辺に出た


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日本で見たことない花だ



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船が出港していく…



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「CR7」の文字が見える。これはもしや…



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クリスティアーノ・ロナウドだ! まだ現役なのに銅像…



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海辺をフラフラと散策


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ジラオン岬(Cabo Girao)行きのバスチケットを
Rodoesteのミニショップで購入。片道2.75ユーロ。

バスの時刻表はこちら。

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バスに乗車。車内混んでる


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ジラオン岬へは2階建てバスのYellow busでも行ける



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いろは坂のような道をくねくねと登っていって、
約50分でジラオン岬に到着。

rodoesteのバスはジラオン岬が終点ではないので
寝てると通過してしまいます。注意。


バスはほぼ満席だったけど、
岬で降りた人は5人くらいだった。
​
バス利用者は、ほとんど現地の方だったみたい。

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奥が岬の展望台、手前はお土産屋



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おぉ、いい眺め!


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足元がガラス張り


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ここ、世界で2番目に高い岬で、下まで580mある


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地平線~



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ジラオン岬周辺は宿が多そう


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レースは24時にスタートするので、観光せずに部屋で静養しようかとも思ったんだけど、ここは来てよかった。

また来ることがあれば今度は夜景が見たい。

 →ジラオン岬からの夜景(Google画像検索)


ただ、RodesteもYellow Busも、
最終が18時頃なので夜景はムリ。

見るならレンタカーしかない。坂道の運転…

​夕日なら最終バスで行けば見れそう。


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山の斜面に家が点在してる


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土産物屋でマデイラ刺繍品を買ってから
バスでフンシャルに戻る。

バスは15分遅れで来た。

現地の人が至る所でどんどん乗るから、
時間が遅れていくんだろうな。


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フンシャルでバスを乗り継ぎ、マシコへ帰る


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バスを降車するときは、天井のボタンを押して
運転手に知らせる。

車内でバス停のアナウンスなどはないので、
スマホで現在地を確認して、自己判断が必要。

​

ホテルに戻り、レースバッグを持って、
​17時頃に受付会場へ。

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さすがにこの時間なので、待たずに手続きできた。

​パスポートとサインした書類を渡して、
スタート地点行きのバスに乗る旨を伝える。

ゼッケンと参加賞をもらい、
レースバッグにタグを付けてもらって終了。

必携品の確認があると思ってたけど、なかった。

​あれ?


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ゴールゲートできてた。ここに辿り着けるだろうか…



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参加賞。Tシャツ、ベスト、サンバイザー



ホテルに戻ってレースの準備をしてから
2時間ほど寝る。



20時過ぎに起きて、夕食を食べながら着替える。

ホテルをチェックアウトして外に出ると、
選手達が左手のほうへ、ぞろぞろ歩いている。

自分もついていくと、すぐ近くにバスが待機してた。

10分ほどするとバスに乗車できるようになり、
スタート地点に向けて21:20頃に発車。



レース開始まで、あと2時間半。





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​



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    by おすもーさん
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