富士山! 様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。 そう。 日本人は周りの人に合わせる習性がある。 ご多分に漏れず、私もそうだ。 で。 こないだ、ご近所のヤマザキさんがね、 毎年「春のパンまつり」やってるっていうから。 ウチもやることにしたの。 「春のランまつり」 3月10日 IZU TRAIL Journey 75km 3月23日 伊豆大島ウルトラランニング 100km 4月21日 チャレンジ富士五湖 112km 4月26日 UTMF 161km 5月 2日 山口100萩往還マラニック 140km 5月19日 野辺山高原ウルトラマラソン 100km どう? 素敵でしょ? ・・というわけで、怒涛の連戦が幕を開けた。 こんなにレースを詰め込んじゃって、 乗り切れんのか、オレは… _ _ _ レース前日に新宿から修善寺行きのバスに乗る。 高速が混んでて、着いたのは2時間遅れの14時。 そこから松崎町行きのバスに乗り換える。 人が多すぎて、町営バスが臨時便を出していた。 いざ乗ってみると、満席で座れず。 まさかの90分間立ちっぱなし。 これは地獄だった… 16時過ぎに着いて、 受付会場の松崎町農村環境改善センターへ。 2Fで必携装備のチェックを受け、 鏑木さんの説明を聞いてから会場を出る。 近くのマックスバリュで食料を買ってから 送迎車に乗り、宿のある石部地区へ。 松崎から15分くらいで到着し、 10分ぐらい歩いて、宿へ。 風呂を済ませ、部屋でビール飲みながら夕食。 21時頃に寝る。 レース当日は3:20起き。 玄関でお弁当をもらって宿を出る。 3:50発の送迎バスでスタート会場へ。 スタート時刻まで待機できる屋内施設がない。 海風が吹きすさぶ中、 屋外で2時間待つことに。 つらい。 距離は75kmあるらしい 6時にレーススタート。 1300人が一斉にスタートする。 壮観! まずはロードの上り。 みんな走ってるので、つられて自分も走る。 淡々と上っていると、 5km過ぎで突如、膝が痛み始める。 いわゆるランナー膝。 つまづいたり捻ったりしたわけではないので いきなりの膝痛にビックリした。 これまでレース中に 腸脛靭帯炎になったことはなかったのに… 今回、HOKA ONEONEを初めて履いたのが 良くなかったのだろうか。 このあと連戦が続くこともあり、 炎症を悪化させたくない。 リタイアしようか考える。 しかしリタイアするにも、 エイドまでは行かないといけない。 とりあえず進もう。 8km地点のウォーターエイドでは 水をもらい、アミノバイタルを飲む。 そこからの上りは斜度キツかった。 もちろん全部歩き。 チェックポイントの八瀬峠を越えて、下りへ。 走りやすい下りなのに、膝が痛いので飛ばせない。 ほとんど歩きのようなスピードで下る。 フラストレーション溜まる… 下ってから、諸坪峠に向けて登っていく。 ここは上りやすい斜度。 上りであれば、膝がほとんど痛まない。 いつもは下りのほうが好きだが、 今回に限っては上りのほうがうれしい。 峠を超えてから林道をだらだら下り、 25kmの第1エイド「黄金橋」に到着。 トイレの大行列を横目に、 桜餅をいただく。うまい! 膝の痛みは変わらず。良くも悪くもならず。 リタイアするかしないか、しばし考え、 とりあえず次のエイドまで進むことにする。 エイドのあとも引き続き、林道。 今度はきつめの登り。 必死こいて登る。 二本木峠を越えると、トレイルになる。 落葉がクッションになって膝に優しい。 ブナ林の雰囲気が幻想的だった。 後半は階段の上り&下りの連続。 階段の下りが膝に響く。 つらい。 徐々に風が強くなり、 エイドが見えてくる頃には強風に。 第2エイド「仁科峠」に到着。 42.2kmのはずが、2km奥にあった。 エイド間隔が広いレースは エイドを心待ちにしてるので、こういうの堪える… エイドでは塩かつおうどんを。 メチャウマ! 膝の状態は、依然変わらない。 弱くもヒドくもない痛みが続いている。 とりあえず次のエイドまで進むことにする。 どんどん風が強まっているので、 ウィンドブレーカーを着て出発。 引き続き、階段。 突風にあおられて、道脇の笹に突っ込みそうになる。 高低図を見るとキツそうに見えないが、 細かなアップダウンが多く、なかなかしんどい。 近くの選手「HOKA、どうですか?」 私「今日初めて履いたら、いきなり膝痛に…」 近くの選手「えっ。お大事に・・」 なんて会話をしつつ、最後はロードを上っていき 57km地点の第3エイドに到着。16時頃。 車を風除けにしながら、アーモンドチョコを食べ、 コーヒーとイタリアンポタージュを飲む。温まる! ゴールまであと18km。 膝は痛みが少し強まっているが、 ゴールまでは持ちそうな感じ。 (最後まで行こう!) と決めて、エイドを出発すると、、、 暴風!!! 眺めがいいのでスマホで写真を撮るも 風でスマホを固定できない。 スマホどころか、自分の体もふっ飛ばされそうになる。 (ここはヤバすぎる!) 体温も奪われるので、先を急ぐことにする。 風が強いので、 フードをかぶって頭からの放熱を防ぐ。 海が見える! 戸田峠を過ぎて、広い芝道を進んでいると、
突如、富士山がドーンとあらわれる。 おお!! ここまで走ってきてよかった、 と思える素晴らしい眺めだった。 だるま山高原レストハウスを過ぎると、 寒くなくなり、フードを脱ぐ。 芝道が終わりトレイルに入ると、 日が暮れて夜に。 前方に選手のヘッドライトがポツポツ見える。 膝の痛みが強まり、下りもまったく走れない。 どんどん抜かれるのは精神的に参る… 最後はロードが待っていた。 膝が痛いので、とろとろ歩いて進む。 残り1kmだけは走って、19時前にゴール。 鏑木さんと握手! ゴール後、しし汁をいただく。 売り切れ寸前だった。食べられて良かった! 食べてる最中に、知り合いとばったり遭遇。 こんなところで会うとは! 20時過ぎに無料シャトルバスが出るはずが、 スタッフに聞いたら「次は21時」と言われる。 早く帰りたいので、民間のバスで修善寺駅へ。 そこから電車を乗り継いで東京へ戻った。 HOKA ONEONEを初めて履いた感想。 良い点は、クッションの反発で 下りでストライドを広げられること。 あとは着地衝撃の吸収。足裏に優しい。 ただ、自分には合わないというのが結論。 元々の膝のアライメントが良くないからか、クッションがありすぎて、着地の度に膝が微かにねじれているような気がした。 あくまで推測だけど、 そのせいで膝痛になってしまったような… 完走できたのは良かったけど、 「ランまつり」初戦でケガを負ってしまった。 この先、大丈夫だろうか… 追記)第2戦の伊豆大島ウルトラのレース記はこちら |
by おすもーさん
<海外レース>
Madeira(マデイラ) 4K Endurance Trail(逆トルデジアン) Andorra(アンドラ) HK168(香港) Spartathlon(スパルタスロン) UTMB 2015 Trans Gran Canaria Grand Raid Reunion Mt. Kinabalu Climbathon UTMB 2014 The Sahara Race(4deserts) <国内トレイル・Long> 上州武尊山スカイビュー 信越五岳 Ultra Trail Mt.FUJI(UTMF) OSJおんたけウルトラ <国内トレイル・Short> 立山登山マラニック 富士登山競走(山頂)2017 房総丘陵・養老渓谷 2017 鋸山ラウンド 八重山トレイル OSJ奥久慈トレイル 富士登山競走(山頂)2015 TJARトレーニングキャンプ 富士登山競走(山頂)2014 NASUロング スパトレイル 外秩父トレイル 神流マウンテンラン 美ヶ原 2013 富士登山競走(5合目) 伊豆トレイルジャーニー 鋸山 2012 玉川トレイル in しずおか 武尊山スカイビュー50k 美ヶ原 2012 RUN & BIKE in NOZAWA TOKYO成木の森 青梅高水山 スノーシューレース in 水上 房総丘陵トレイル スノーシューレース in 妙高 おんじゅくトレイルラン 高尾山天狗トレイル 長瀞アルプス <国内ロード・Long> 萩往還マラニック(250km) さくら道国際ネイチャー クレージーラン(沖縄一周) 萩往還マラニック(140km) T.O.F.R.(沖縄一周) <国内ロード・Middle> いわて銀河ウルトラ 奥熊野いだ天ウルトラ NAGOURAマラソン 隠岐の島ウルトラ くびき野ウルトラ 飛騨高山ウルトラ 能登半島すずウルトラ 秩父札所めぐりウルトラ 野辺山ウルトラ 2013 富士五湖(112km) 2013 伊豆大島ウルトラ 丹後ウルトラ 野辺山ウルトラ 2012 富士五湖(112km) 2012 <国内ロード・Short> 館山若潮マラソン 2017 佐倉朝日健康マラソン 伊豆大島一周マラソン 2015 伊豆大島一周マラソン 2014 谷川真理ハーフ 2014 谷川真理ハーフ 2013 富士山マラソン 谷川真理ハーフ 2012 多摩川チャレンジ <トライアスロン> バラモンキング(Long) 館山わかしお(Short) 横浜シーサイド(Sprint) Archives
11月 2017
|