今年もここに来た! 2週前のさくら道は、体調不良もあって完走できず、 悔しさだけが残る結果となった。 萩往還250kmは、さくら道と違って 制限時間が48時間もある。 往還道の登り降りがあるから油断はできないが トラブルがなければ、たぶん完踏はできる。 しかし無難に完踏しても、 なんか満足できないような気がした。 完走するだけでは満足できない体になってしまった私。 さて、どうするか… 仮装で行ってみるか? これまで仮装で走ったのは2回。 ハーフとフルのみ。ウルトラはない。 なのに、いきなり250km。 これはもう笑える。 どうなるのかさっぱりわからないし、 完踏のハードルは桁違いに上がる。 しかし、仮装で萩往還250kmを走りきれば、 それはもう、心の底から満足できるだろう。 さくら道の悔しさも払拭することができる。 いっちょ、やってみるか! ・・ということで、急遽、仮装での参戦が決定。 さて、おすもーさんによる250kmの挑戦は うまくいくのでしょうか。 _ _ _ 前回同様、レース前日に都内から夜行バスに乗り 朝10時に新山口駅に到着。 マックで朝食を済ませ、電車で山口駅へ。 駅から外に出ると、暑い! まず、受付しに行く。 受付を済ませ、福祉会館へ。 セミナーをやっている。 宗頭を2時までに出れば、完踏率が高いようだ。 8割だったかな? 宗頭の最長滞在時間は6時間20分だそう。 それだけ寝たら、もうステージレースだよね。 セミナー終了後は、説明会を聞く。 16時前に終了し、そのままそこで着替える。 荷物を整理してから、ラジオをチューニング。 実は、病みあがりで挑んださくら道のあと、風邪をぶり返した上に、こじらせてしまい、体調が万全ではない。 さくら道では夜の寒さにやられたので、 防寒優先でタイツはC3Fitの冬用にする。 セミナーホールに人がいなくなったので、 おすもーさんの衣装を着てみる。 すると、胸の位置にあるドリンクボトルが、 でかいお腹に押し上げられて、すんごい上の位置に。 飲み口が、目の高さにある! レース前に、 これからやろうとしてることの無謀さを実感。 だ、大丈夫なのか…? 隣の建物の4Fにバッグを置く。 ここは2日後の16時で閉館して、 お寺に荷物を送ってしまうそう。 それまでに帰ってこれるかな… ドロップバッグも預けに行き、 受付でもらった食券でうどんを食べる。 エネルギーをしっかり蓄えておかないとね。 17:30過ぎにスタート地点へ。 レースに関係なく、観光に来てる人もいるので、 「何かするんですか?」と老夫婦に聞かれた。 お騒がせして、すみません… 準備運動後、人のいない場所で、おすもーさんに変身。 人に囲まれた状態でスタートを待つのが嫌いなので、 最後尾からスタートすることにする。 関門ではスタートの遅れを考慮されないので、 本当は早く行ったほうがいいんだけど。 あと、宗頭に早く着いて布団を確保する意味でも 早くスタートしたほうがいい。 ただ、早くスタートすると抜かれることが増えるから 自然とオーバーペースになるデメリットはある。 そして、18時にレースが始まる。 時計回りにぐるっと250km走る 最後に往還道が待ち構えている 何組かスタートしてから、おもむろに最後尾に並ぶ。 すると、周囲が大ベテランの強者ばかりだと気づく。 想定外! 最終ウェーブは、絶対に完走できる自信のある、 強者ランナーの集まりのようだ。 その中に、お相撲さんの仮装ランナー。 明らかに浮いている。 なんかベテランのリピーターランナー達から 冷たい視線を注がれているような…(被害妄想) これでもし、リタイアでもしようものなら、 「それ見たことか!」 と思われてしまう。 これはもう、絶対に完踏しないと… 絶対に負けられない戦いが、萩にはある。 今さら脱ぐことは出来ない。 もう逃げられない。 やるしかない。 覚悟を決めると、 最終ウェーブの順番がやってくる。 「すごいのがいるな…」 スターターの方に唖然とされつつ、 「いきますよ! エイ、エイ、オー!」 の掛け声で、18:18にスタート! スタートしてすぐ、 (走りづらい…) と気づき、 走りやすいフォームを探しながら走っていく。 ボトルの飲み口が顔の横にあり、走ると顔に当たる。 邪魔! 「それで最後まで行くの?」 「暑くないの?」 「正気なの?」 「乳首がいいね w」 など、あれこれ話しかけられる。 走っていると、衣装がガサガサ言うので、 うしろから近づいていくと、振り返る人が多い。 川沿いを延々進んでいくと、タイガーマスクを発見。 仮装ランナー同士、妙な連帯意識を感じる。 ピンクの帽子をかぶったランナーが いいペースで走っているので、うしろをつけていく。 オールスポーツの撮影に気づくが、 道の反対側にいたので、うまく写れず。残念。 13kmの上郷駅前に19:37到着。すっかり夜。 ほぼキロ6分のいいペースで来れた。 エイドは沢山の人で混雑気味。 少し並んでバナナと菓子パンを食べ、出発。 暗い夜道を走っていくと、 ご婦人達が運営されている私設エイドに到着。 チョコレートを食べる。 エイドスタッフに力士が好評でうれしい。 22kmの湯の口に20:43到着。 小さめのおにぎりとバナナをいただく。 子供達が一生懸命、声を張り上げていて可愛い。 28kmの下郷駐輪場に21:29到着。簡易エイド。 ドリンクに水を補充して、少しお菓子食べて出発。 前方にランナーのライトの光が連なる。 蛍のように、ゆらゆら漂っていてキレイ。 いつも通り、上り坂は全部歩き。 他のランナーが走っていても気にしない。 32kmの美祢高校前に22時到着。 ハチミツレモンがうまい! 44kmの西寺交差点に23:30到着。 ガソリンスタンドに設置された大きめのエイド。 カップに入った一口そうめんをいただく。 日本酒「山猿」があるが、やめておく。 さくら道でビール飲んだら、眠くなったからな… 隣にコンビニあったけど、ここはスルー。 走りやすい道を淡々と進む。 星が綺麗なので、時々空を見上げる。 58.7kmの豊田湖畔公園に 1:41到着。 ここはチェックポイント。パンチで穴開ける。 前のエイドからの14.6kmを約2時間で来た。 だいたいキロ8分ペース。 上りをすべて歩いてるんだから、悪くない。 並んで、うどんとおにぎり2個をいただく。 店内は満席状態で座る場所を探すのに一苦労。 完食してから、エイドを出発。 食ったばっかりなので、10分ほど歩いて食休み。 胃の消化を優先。 田舎すぎるのか、ラジオの電波が弱かったが FM「ラジアンリミテッド」が繋がるようになる。 去年も夜の往還道で聞いた番組。 ゲストはGACKT。相変わらず面白い! 67kmの俵山温泉に2:55到着。 左側にある小さめのエイド。 高校生ボランティアがおもてなし。 こんな深夜にありがとう! 長い下り坂を進んでいき、 79.8kmの新大坊に4:48到着。 冷たいパイナップルがうまい。パクパク食べる。 あと湯豆腐も。 朝方で気温低く、しかも風が強いけど、 衣装で密封してるので寒さを感じない。 仮装、素晴らしい!(違) ドクターバッジをつけた女性ランナーと話しつつ、 87kmの旧油谷中学校に6:37到着。 関門が8:30なので、約2時間の貯金。 海湧食堂が手前にあったはずだけど、気づかず。 先に食べておいて、 食休みしながらここで着替えたかった… 預け荷物を引き取り、廊下でSOYJOYを食べながら 半袖・短パンに着替え、ソックスも交代。 仮装してると、着替えに時間がかかる。 脱ぐのも着るのも面倒くさい。 ヘッドライトをしまい、日焼け止めを塗る。 衣装を脱いだついでにトイレへ。 仮装してると、トイレも大変。 トイレは学校内ではなく、外だった。 バッグを再び預け、学校を出て、海湧食堂へ。 梅干しとこんぶ乗せのおかゆと、豚汁をいただく。 ここのお粥はおかわり自由だったようだ。 知らなかった。おかわりしたかったな… 風が弱まり、陽射しが強まる中、 海を見ながら走っていく。 脚の疲れを感じ始める。 前のエイドで水をあまり補充していなくて、 一気に暑くなってきたので、水切れしそうになる。 (自販機ないかな…) とキョロキョロしながら走っていると、 大浦漁港に私設エイドが。助かった! 大福やベビーシュー、イチゴなどの食べ物も。 エイド間隔が広い区間で 私設エイドを発見すると輝いて見える。神! ありがとうございます! やや急な坂道を上っていくと、 98.5kmの俵島に到着。8:07。 ただパンチがあるだけ。何もない。寂しい。 下り坂で数組の方と写真を撮る。 夫婦らしきペアランナーとか、若い女子ペアとか。 こういう超ウルトラレースでは、男性はしんどい表情を前面に出していて、女性のほうが明るく走っていることが多い。 女性の強さというか底力を感じる。 それにしても暑い。 飲んでも飲んでも喉が渇く。 ボトルの水が再びなくなりそうになる。 1周回ってきて、さっきの私設エイドの近くに 自販機があるのに気づき、お茶を買ってボトルに補充。 そこから少し進むと、デイリーヤマザキを発見。 アイスを購入し、食べ歩きで進む。うまい! 107.8kmの川尻岬(沖田食堂)に9:35到着。 ここの制限時間は12:30なので約3時間の貯金。 カレーをいただく。 ビール飲む人がたくさんいて、うらやましい。 あまりお金を持ってきてないので、断念… ここは10分の滞在で出発。 次はチェックポイントなので、 給水できるエイドは、20.9km先。 遠い! とにかく暑い。 ただでさえ暑いのに、仮装。 つらい。 どこに自販機があるかわからないので、 慎重に水を飲みながら、たらたら進む。 117.7kmの立石観音に11:25到着。 お店がある! アイス売ってる! ただのチェックポイントだと思っていたので想定外。 かき氷は売り切れだったので、モナカを購入。 自販機で飲み物も2本購入。 この辺りの海は透明度が高い。 スキューバダイビングに良さそうだな… なんか腕が焼ける感じがする。 そういえば、 顔だけしか日焼け止め塗ってなかった… 日焼け止めは油谷中学校で預けてしまったので 腕の日焼けは受け入れるしかない。 千畳敷の上りに入る。 なかなかの斜度。 日陰がない。暑い。つらい。 上り坂の途中、右手に私設エイドを発見。12:20頃。 奥様方の運営。 食べ物が恐ろしいほど充実している! おにぎり・プリン・そうめん・ウインナーなど。 そうめんとプリンを食べて、CCレモンを飲む。 上りにうんざりしていた頃だったので とても助かった。 千畳敷の頂上に着きそうで着かない。 上を見ては、終わらない道にため息をつく。 細い道なのに車通りが激しいので、 対向から車が来ると怖い。 譲らないと、すれ違えない道。 遠くからずっと見えていた風力発電の風車が 徐々に近づいくる。 最後に、かなりキツめの坂を上って、 やっとのことで千畳敷(125km)に到着。13時頃。 350円でソフトクリーム売っているが、行列が長い。 スルーしようと思ったら、 他のランナーに「すぐ買えますよ」と言われ、並ぶ。 ホントに時間かからなかった。 暑すぎて頭がボーっとする中、 ソフトクリームを食べながら、千畳敷を出発。 やっと中間地点。 レースはあと半分残っている。 次へ > |
by おすもーさん
<海外レース>
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11月 2017
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